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簿記2級の勉強時間の最短にする方法教えます!目安時間も解説!

簿記2級の勉強時間

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簿記2級とは?

簿記2級とは企業から求められる資格の一つで、経営管理に役立つ知識を修得できます。

「企業の経理部門で役立つ」とのイメージがありますが、簿記2級は一般企業の営業職や販売職にも欠かせません。

「日商簿記2級歓迎」などの求人も増えていますので、ビジネスマンであれば取得しておきたい資格ですね。

この記事では簿記2級の勉強時間の目安、最短合格するために必要な勉強方法について詳しく解説していきます。

簿記2級の概要

まず最初に、簿記2級の検定試験の概要を簡単に見ていきましょう。

簿記2級試験の概要
試験範囲 商業簿記と原価計算を含む工業簿記
試験時間 90分間(2021年から変更された)
試験の配点 商業簿記が60点、工業簿記が40点配点
合格基準 100点満点中70点以上が合格基準
受験資格 年齢や学歴などの受験資格は一切無し

簿記2級に受験資格はありませんので、社会人だけではなく大学生も積極的にチャレンジしていますよ。

学生時代に簿記2級を取得すると大学生活でしっかりと勉強してきた証明になりますので、就職活動を有利に進められること間違い無しです。

簿記3級との違い

簿記3級の資格を取得した後に、簿記2級を目指す方も増えています。

簿記3級の難易度や勉強方法はこちら!

簿記3級の難易度
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以下では、簿記3級と簿記2級の違いを「出題範囲」「合格率」「難易度」で比較してみました。

出題範囲の違い

簿記3級の出題範囲は商業簿記だけなのに対して、簿記2級は商業簿記と工業簿記から出題されます。

単純に出題範囲が広くなりますので、簿記2級に合格するには簿記3級よりも長い勉強時間が必要です。

合格率の違い

簿記3級と簿記2級は、下記のように試験の合格率で大きな違いあり!

試験実施回 簿記3級の合格率 簿記2級の合格率
第151回 55.1% 12.7%
第152回 56.1% 25.4%
第153回 43.1% 27.1%
第154回 49.1% 28.6%
第156回 47.4% 18.2%

簿記3級は2人に1人が受かる計算ですが、簿記2級の合格率は20%~25%と低めですね。

難易度の違い

簿記3級と比べてみると、簿記2級になって難易度がグンと上がります。

簿記2級が難しい試験なのは、出題範囲が広がって応用的な問題も出題されるのが理由です。

簿記特有の勘定科目や仕訳のルールをきちんと理解し、基礎問題をスラスラ解けるまで繰り返し勉強しましょう。

簿記2級の合格に必要な勉強時間

「簿記2級に合格するにはどのくらいの勉強時間が必要なの?」と疑問を抱えている方はいませんか?

ここでは、独学と資格講座にわけて解説していきます。

独学で簿記経験者なら200~300時間

独学で簿記経験者の方は、簿記2級に合格するまでに200時間~300時間の勉強が必要です。

既に簿記3級を持っていると基礎が出来上がっていますので、比較的勉強時間は短めで済みますよ。

経理の実務経験をお持ちの方も、簿記2級の試験を有利に進められるでしょう。

独学で簿記初学者なら300~400時間

簿記初心者の場合は、経験者と比較して簿記2級の合格に必要な勉強時間が長くなります。

独学で合格を目指すのであれば、300時間~400時間は勉強しないといけません。

独学は疑問点が出てきても自力で解決する必要があるため、初心者でも理解しやすいテキストを用意すべきです。

通信・通学なら初学者でも200~300時間で合格が可能

同じ初学者でも、簿記2級の通信講座や通学講座を利用すれば勉強時間の目安は200時間~300時間と短くなります。

通信講座や通学講座は、プロの講師から教わったり気軽に質問できたりするのがメリットですね。

勉強時間を短縮して簿記2級に合格したい方は、スクールへの通学や通信講座を利用しましょう。

【参考】簿記3級は100時間程度

簿記2級とは違い、簿記3級に合格するまでの勉強時間の目安は100時間程度です。

簿記3級は誰でも受かる簡単な試験ではありませんが、短い勉強時間で合格できます。

独学で簿記2級に短期合格するためにはテキストや問題集選びが重要

独学で簿記2級に短期合格するには、テキスト選びや問題集選びが重要です。

具体的にどのような基準で簿記2級のテキストを選べば良いのか見ていきましょう。

  • 最新バージョンや改訂版のテキストを選ぶ
  • イラスト入りで分かりやすい構成になっている
  • ちょっとした内容を確認する注釈が付いている
  • 商業簿記と工業簿記の両方を網羅している

実践力を高めるに当たり、過去問や予想問題集も欠かせません。

独学のメリット・デメリットを押さえておく

簿記2級に限った話ではありませんが、独学には次のメリットとデメリットがあります。

<独学のメリット>

  • 費用をかけずに勉強できる
  • 自分のペースで学習を進められる

<独学のデメリット>

  • 間違った理解をしても気付けない
  • 学習効率が悪くなりやすい
  • モチベーションを保つのが難しい

メリットとデメリットを押さえた上で、独学で簿記2級を目指すのか決めましょう。

通信・通学の場合は与えられた教材・スケジュールと心中するつもりで挑む(市販の教材などに浮気をしない)

簿記2級の通信講座や通学講座は、わかりやすい教材が取り入れられています。

学習スケジュールもしっかりと組まれていますので、市販の教材に浮気をしてはいけません。

与えられた教材やスケジュールと心中するつもりで挑むのは、通信講座や通学講座で簿記2級に合格する秘訣ですよ。

簿記2級に最短の勉強時間で合格するポイント

このページでは、簿記2級に最短の勉強時間で合格するポイントを解説していきます。

限られた時間の中で簿記2級の合格を目指す予定の方は要チェックです。

工業簿記を取りこぼさない

簿記2級の合格点に達するには、工業簿記を取りこぼさないことが大切です。

工業簿記の基本的な勉強法は、「テキストを読む」⇒「問題を解く」⇒「過去問を解く」という流れ!

問題集や過去問を解く時は、「何の問題なのか?」を明確化しましょう。

本試験の出題パターンを押さえる

本試験の出題パターンを押さえるのは、簿記2級に最短の勉強時間で合格するコツです。

過去問題集では、「どのような問題が出るのか?」「どんな形式で出題されるのか?」といった点を把握できます。

試験の出題パターンを確認し、解説でわからない時はテキストに戻ってください。

独学の場合は最初に学習スケジュールを立てる~ゴールから逆算する

独学で簿記2級の合格を目指す方は、最初に学習スケジュールを立てましょう。

試験日のゴールから逆算することにより、いつから勉強をスタートすれば良いのか見えてきます。

行き当たりばったりで合格できるほど簿記2級は甘い試験ではありませんので、最初に決めたスケジュールに沿って勉強を進めるべきですね。

アウトプット学習の時間をしっかり取る

簿記2級では、インプットよりもアウトプットの方が大切です。

具体的にどのようなやり方でアウトプット学習をすべきなのか見ていきましょう。

  • テキストを1周した後に問題演習を反復する
  • 理解できない部分はテキストに戻って復習する
  • 簿記2級の過去問題や予想問題に取り組む

同じ問題を繰り返すことにより、自分の苦手分野や間違えやすいポイントがわかります。

アウトプット学習の時間をしっかり取れば、短い期間でも簿記2級の合格は不可能ではありません。

スキマ時間を徹底的に活用する

ビジネスマンは、日々の仕事をこなしながら簿記2級の勉強をしないといけません。

そこで、スキマ時間を徹底的に活用して学習を進める方法がおすすめ!

職場への通勤時間や休憩時間などちょっと時間に勉強するクセを付ければ、短期間でも十分に合格できますよ。

通信講座を利用すれば1台のスマホで動画講義を視聴できますので非常に便利です。

自分に合った電卓を選ぶ

簿記用の電卓を購入すると、簿記2級の合格率はアップします。

それは電卓の使いやすさにより、問題の解きやすさが変わるのが理由です。

以下では、簿記2級の合格率を高める電卓の選び方をいくつか挙げてみました。

  • ディスプレイに12桁まで表示される
  • 手の平で電卓が隠れるくらいの小さなサイズ
  • 裏にゴムが付いていてボタンを押しても本体が動かない
  • 次のキーを押しても入力が認識されるキーロールオーバー機能が付いている

自分に合った電卓を選んで購入しましょう。

最短合格のための3段階の勉強方法

簿記2級の最短合格には、3段階の勉強方法を意識するのが実に効果的です。

3段階の勉強方法は、「インプット学習」⇒「アウトプット学習」⇒「直前対策~予想模試」の流れになります。

それぞれの項目で具体的にどのような学習をすべきなのか要チェックです。

(1)インプット学習~時間を掛けずにテキストを何周も読む

簿記2級の合格を目指すに当たり、アウトプットが大事だと考えられています。

しかし、頭に簿記の知識が入っていなければアウトプットしても意味がありません。

つまり、簿記2級に最短で合格するには、まず最初にインプット学習から始めるべきです。

厳選した1冊のテキストを選び、何周も繰り返し読んで簿記の基礎知識を学んでいきます。

簿記2級の全体像を把握するのが大事ですので、理解できない箇所が出てきても深入りする必要はありません。

また、インプットでは時間を掛けずにテキストを何周も読み込むのがポイント!

簿記2級の全体の勉強時間が同じだと仮定した場合、インプットに時間を掛け過ぎているとアウトプットの量が減ります。

これでは合格から遠のきますので、不必要な知識はインプットしないようにしてください。

(2)アウトプット学習~過去問題集を多く解き、自分のミスしやすいポイントをつかむ

簿記2級のアウトプット学習では、インプットした内容をしっかりと使いこなすのが大事です。

繰り返しアウトプットすることにより、頭を使わずに簿記2級の問題が解けるようになりますよ。

上記の項目でも軽く解説しましたが、簿記2級のアウトプット学習で意識しておきたいポイントを見ていきましょう。

  • 直近の過去問題を多く収録している問題集を選ぶ
  • 過去問題集を中心に同じ問題でも繰り返し解く
  • 間違えた問題やわからない問題はテキストに戻って復習する

こういった学習で、自分のミスしやすいポイントや苦手分野をつかむことができます。

苦手な分野を克服するのは、簿記2級の最短合格で欠かせません。

(3)直前対策~予想模試(予想問題)を使って最適な時間配分をマスターする

インプット学習とアウトプット学習が終わった後は、直前対策として予想模試(予想問題)を使います。

簿記2級の合格で予想模試(予想問題)が必要なのは、全ての出題範囲が変更されたわけではなく従来通りの範囲からも出題されるのが理由ですね。

本番の試験の出題傾向をつかむ以外にも、最適な時間配分をマスターできます。

簿記2級の直前対策におすすめの予想模試(予想問題)は下記の通りです。

  • あてる TAC直前予想 日商簿記2級:最新の出題傾向に合わせた予想問題を解ける
  • ズバリ!2級的中完全予想模試:模試5回分の収録で十分な量の問題を解ける
  • 日商簿記2級 網羅型完全予想問題集:簿記2級のの全出題パターンを網羅している

大手の予備校が発行している予想模試に取り組み、得点力のアップを目指してみてください。

試験1週間前~試験当日のポイント

簿記2級の合格を目指すに当たり、試験1週間前から試験当日までの過ごし方も大事です。

最後の追い込みや勉強法により、合格不合格が決まると言っても過言ではありません。

簿記2級の試験直前期にどう過ごせば良いのか、こちらのページを参考にしてみてください。

試験直前には新しい教材に手を出さない

本番の試験まで1週間を控えた状態で、新しい教材やテキストに手を出してはいけません。

試験直前に新しい教材を読むと、今までにインプットした知識が混乱してしまう恐れあり…。

つまり、簿記2級の総仕上げは使い慣れたテキストや問題集で十分ですよ。

1冊のテキストを完璧になる状態まで仕上げれば、簿記2級に合格できる確率がアップします。

持ち物・交通ルートの確認は前日までに済ませる

簿記2級の試験に必要な持ち物は下記の通りです。

  • 受験票
  • 筆記用具(HBまたはBの黒鉛筆・シャープペンシル、消しゴム)
  • 電卓(関数電卓・プログラム機能は除く)
  • 身分証明書(運転免許証、パスポート、社員証など)

身分証明書に関しては、氏名・生年月日・顔写真が揃って確認できるものを用意しないといけません。

試験の前日までに持ち物の確認を済ませておけば、当日になって焦らずに済みます。

また、自宅から試験会場までの交通ルートの確認も忘れずに行いましょう。

前日は睡眠時間をしっかり取る

「追い込みをかけたいから簿記2級の試験前日は徹夜する」と考えている方はいます。

しかし、簿記2級の勉強時間の目安は200時間~400時間で、一夜漬けで何とかなるものではありません。

睡眠不足の状態では試験本番で最高のパフォーマンスを出せないため、前日はしっかりと睡眠時間を取るべきですね。

仕事量を調節して体調を崩さないように気を付けることで、簿記2級の試験で良い結果を出すことができます。

本番で解く順番を考えておく(得意な分野から)

簿記2級の試験本番では、問題を解く順番を考えておきましょう。

難しい問題に引っ張られて無駄に時間を費やすと、最後の問題まで解けない可能性が出てきます。

そのため、得意な分野の問題から解き始めて、難しい問題を後回しにするのが効果的です。

具体的な順番としては、「第1問(商業簿記)」⇒「第2問(商業簿記)」⇒「第4問(工業簿記)」⇒「第5問(工業簿記)」⇒「第3問(工業簿記)」がおすすめ!

大問ごとの配点は変わらないので、手間と時間のかかる第3問を後回しにしましょう。

簿記2級は試験時間が120分から90分に変更されていますので、本番試験の時間配分も合格で欠かせないポイントです。

分からない問題は印(マーク)を付けて後で解く

上記の項目でも軽く解説しましたが、簿記2級の試験で難しい問題や分からない問題は印(マーク)を付けて後で解きましょう。

ひとまず飛ばして別の問題に取り組み、最後に解くのが効率の良い方法です。

後から見返してみると、意外とすんなり解けたというケースは十分にありますよ。

もちろん、90分間の試験を全て問題を解く時間に費やすのではなく、最後に確認する時間も用意しておかないといけません。

ケアレスミスが原因で間違うことはありますので、余裕を持って取り組むべきです。

本番で緊張しても焦らない

簿記2級の試験の心構えとして、本番で緊張しても焦らないようにしましょう。

「理屈抜きに緊張しすぎて焦る」「解けない問題を前にして焦る」「周囲の雰囲気に焦る」など、焦りの原因は人によって違いあり!

確かに、解けない問題や難しい問題を前にして焦ってしまう気持ちはわかります。

しかし、焦ったところで同じ時間が過ぎる点では同じですし、ミスに繋がる恐れもありますので注意しないといけません。

あがり症の方は、簿記2級の試験前に予想模試(予想問題)を解きましょう。

予想模試(予想問題)は本番と似た感覚で取り組めますので、試験に慣れる意味でも重要です。

2021年から日商簿記の試験方法と試験時間が変更

日商簿記の試験方法と試験時間は、2021年から変更されています。

2021年度からは、次の3種類の方法から選んで簿記の試験を受けられるようになりました。

簿記の試験形式
統一試験 1年間に3回実施される紙の試験
団体試験 学校や会社単位で受験できる団体申し込みの試験
ネット試験 受験会場で毎日実施されるCBT方式の試験

2020年度と比較してみると、多様な試験形式に対応していることがわかります。

また、試験時間は簿記2級が120分⇒90分、簿記3級が120分⇒60分に変更されました。

従来と比べて試験時間が短く設定されていますので、本番の試験の時間配分に気を付けましょう。

簿記2級の試験の変更点

簿記2級の試験の大きな変更点は試験時間です。

第1問・第2問・第3問が商業簿記、第4問・第5問が工業簿記である点は変更ありません。

試験時間が短くなった分、じっくりと考える難しい問題が減って標準的な難易度の問題が出題される傾向あり!

つまり、基礎的な問題を時間内に素早く解けるのかどうかが簿記2級の試験に合格する秘訣です。

まとめ

簿記2級の勉強時間は、初学者なら300時間~400時間、簿記経験者なら200時間~300時間が目安です。

どちらに当てはまる人も、「インプット学習」⇒「アウトプット学習」⇒「直前対策~予想模試」と正しい流れの勉強方法に取り組むことで合格率はアップしますよ。

簿記2級に最短合格し、就職活動や転職活動に活かしてみてください。