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診断士コラム

銀行員に中小企業診断士の取得がおすすめの理由!銀行での出世や昇進に繋がる?

銀行員には中小企業診断士の取得がおすすめ

銀行で出世するために必要なこと!

今回は、銀行員の方や、銀行員を目指す方に向けた記事です。

銀行員として働くに当たり、「どうすれば出世できるの?」「何をすれば高年収を目指せるの?」と疑問に思っている方はいませんか?

銀行員に就職したり転職したりしたのであれば、誰もが一度は出世したいと考えますよね。

まず最初に、銀行で出世するために必要なことをいくつか見ていきましょう。

銀行の本店で出世部署に異動する

多少は運の要素もありますが、銀行の本店で出世部署に異動することを目標にしている行員は多いです(ほとんど、と言えるかも知れません)。

銀行における代表的な出世部署には、以下のようなものがあります。

  • 人事部・総務部:銀行員の人事権や情報を握る
  • 経営(戦略)企画部:銀行の経営計画の立案や運用を行う
  • 本店(法人)営業部:本部直下で大企業の顧客への対応をする
  • 秘書室・広報:役員秘書や銀行の広報業務を行う
  • 融資審査部:融資案件に関する可否を審査する
  • 市場業務関連部:金利商品や為替を取り扱う
  • 投資銀行部:シンジケートローンやプロジェクトファイナンスを取り扱う

銀行は人事が全てと言われていますので、良い店舗や部署に配属されるのが出世で欠かせません。

自分で配属先を選ぶことはできないため、銀行での出世には実力と運の要素が必要です。

営業スキルや営業成績を上げる

結果が全ての金融業界では、営業スキルや営業成績を上げるのも出世で忘れてはいけないポイント!

どれだけ良いマネジメントができる能力を持っていても、営業成績を残していない銀行員は中々評価されません。

つまり、銀行でキャリアを築いて年収を上げたいのであれば、営業スキルを磨いて成績を残す努力を日々の業務で行いましょう。

もちろん、営業成績は一過性のものではなく、継続して良い成績を残す再現性も兼ね備えておく必要がありますよ。

再現性を持っていない方は継続して営業成績を残すのが難しく、自分の実力だと判断されにくいのが理由です。

銀行で出世したい方は、営業スキルに加えて社内人間関係の構築力を身につける努力も同時に行いましょう。

資格を取得して特別な知識を身につける

銀行員が出世するに当たり、資格の取得を目指すのも選択肢の一つです。

金融業界と関連する資格を持っていれば、「特別な知識やスキルを持つ人材」として認められます。

資格の保有者は、営業成績が多少芳しくなくても、出世してステップアップできる可能性を秘めているわけです。

以下では、銀行員が取得すべきおすすめの資格をまとめてみました。

  • 中小企業診断士:経営コンサルティング業務にどれだけ強いのかを測る資格で、外回りを担当する銀行員や経営支援を行う部署に配属された時に本領を発揮する資格
  • 証券アナリスト:証券投資分野における高度な専門知識と技術を持つ方で、市場金融部門(ディーラー業務)を行う方に役立つ資格
  • 銀行業務検定:「財務」「法務」「税務」など業務別に分かれている資格で、最も難しい2級は銀行員の中堅から上級レベルの役席者までが取得しておく必要あり
  • ファイナンシャル・プランナー(FP):お金に関するプロフェッショナルで、不動産や税金、金融資産運用など銀行業務と直接的な関わりもある資格
  • TOEIC:英語力の測定、スコアが高いほどグローバル人材として採用されやすい

上記以外にも、税金のスペシャリストの税理士や不動産売買のスペシャリストの宅地建物取引士など、銀行員が取得するメリットがある資格はたくさんあります。

資格の保有数で全てが決まるわけではありませんが、銀行員が出世するには特別な知識やスキルを持っておくのが大事だと心得ておいてください。

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銀行員に中小企業診断士の資格取得がおすすめの理由!

中小企業診断士は、銀行員に最もおすすめの資格だと考えられます。

数多くの国家資格の中でも、中小企業診断士は民間の経営コンサルタント唯一の資格です。

中小企業診断士の資格を持っていると、「中小企業の経営診断の業務に従事できる者」として判断されますよ。

なぜ、銀行員にとって中小企業診断士資格を取るべきなのか、詳しい理由を見ていきましょう。

金融機関で取得が推奨されている

銀行員が中小企業診断士の資格を取得して有利に働くのは、金融機関で取得が推奨されているからです。

中小企業診断士になれば、取引先の事業をフレームワークを用いて分析し、将来性を見極められると判断できます。

他の人材と差別化を図ることができますので、銀行員は中小企業診断士を持っておいて損はありません。

銀行員として働きながら中小企業診断士の資格を取得する勉強をこなすのは大変ですが、目指す価値は十分にあります。

財務会計に加えて幅広い経営知識を習得できる

財務会計は銀行員が得意とする分野です。

もし中小企業診断士を取得すれば、財務会計に加えて次のように幅広い経営知識を習得できます。

  • 経営戦略
  • マーケティング
  • 人事労務
  • 生産管理
  • ITスキル

外回りを担当する銀行員や経営支援を行う部署に配属されている方は、中小企業診断士のスキルが顧客と一番近い場所で本領を発揮するでしょう。

顧客から確かな信頼を獲得することができれば、当然のように出世にも大きく響きますね。

銀行員は中小企業診断士の1次試験と2次試験の両方に合格する必要あり?

中小企業診断士になるには、次の3段階のステップを踏む必要があります。

  1. 1次試験の合格(企業経営やコンサルティングなど基本的な知識が問われる)
  2. 2次試験の合格(企業の問題点や改善点に関する筆記試験と面接試験が行われる)
  3. 実務補習・実務従事(中小企業診断士として実務ができるのかコンサルティングで実践する)

中小企業診断士の資格を取得するには1次試験と2次試験に合格し、更に登録するには実務補習を行わないといけません。

普通に受験すると中小企業診断士はかなり難しい資格ですが、銀行員は1次試験さえ合格すればOK!

銀行員が中小企業診断士の1次試験に合格すると、そのまま養成課程に進むことができます。

つまり、銀行員は中小企業診断士の2次試験である筆記試験と面接試験の両方が免除される仕組みです。

さらに、実務補習・実務従事の内容も、養成課程で実施しますので、個別に申し込む必要はありません。

地方銀行や信用金庫に加えて信用保証協会や商工会議所はこの制度を持っていますので、中小企業診断士の資格取得を目指す方が多いのではないでしょうか。

中小企業診断士の養成課程とは?

中小企業診断士の養成課程とは、監督象徴である経産省が認めた登録機関が行うカリキュラムを受講し、経済産業大臣に中小企業診断士として認められる制度を指しています。

銀行員は1次試験の後に養成課程に進むことができますので、2次試験が免除されて中小企業診断士になれるわけです。

以下では、中小企業診断士の養成課程に関する概要をまとめてみました。

中小企業診断士の養成課程の概要
目的 中小企業への経営支援を通じて地域や社会の発展に貢献する中小企業診断士を養成する
研修期間 大よそ6ヵ月間
研修場所 中小企業大学校 東京校
定員 80名ないし40名を予定
応募条件 「中小企業診断士第1次試験合格者」「約6ヵ月間の研修を受講できる」「開講時点で実務経験を2年間有する」
選考方法 書面審査(800字以内の小論文の提出)と面接審査(受入審査委員会にて審査)
研修内容 中小企業診断士養成課程のカリキュラム

参考:https://www.smrj.go.jp/institute/tokyo/training/supporter/smeconsultant/about/index.html

中小企業診断士の養成課程は座って講義を聴く形式だけではなく、中小企業を訪問して課題を提出したりソリューションのプレゼンを行ったりと実践的な内容になっています。

養成課程の内容は簡単ではありませんが、銀行員は中小企業診断士の2次試験および実務補習・実務従事が免除されるのは嬉しいポイントです。

それに養成課程の費用は金融機関が負担してくれますので、銀行員自身がお金を支払う必要はありません。

「将来的にステップアップできる」「年収が上がる可能性が高い」といった魅力がありますので、銀行員は中小企業診断士の資格取得を目指してみましょう。

中小企業診断士の養成課程については、次の記事も確認してみてください。

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経営情報システムが苦手な方は、ITパスポートのテキストを使う

銀行員の方で、情報システム部など以外の方は、経営情報システム(IT)の科目が苦手な人が多いのではないでしょうか。

経営情報システムが苦手な方は、ITパスポートのテキストで勉強するのがおすすめです。

「ITパスポート」とは、経済産業省の国家資格である「情報処理技術者試験」のうち、もっとも初心者向け、つまり入門的な位置づけの資格試験です。

そのため、経営情報システムが苦手な方には、格好の腕慣らしとなります。

ITパスポート試験の難易度は、経営情報システムより少し低いことに加え、受験者層が学生や若手ビジネスマンということもあり、圧倒的に分かりやすいテキストが多く販売されています。

ITパスポート試験の年間受験者数は20万人程度と市場規模が大きいため、市場競争が激しく、それが「分かりやすいテキスト」が多く発売される要因ともなっています。

そんなITパスポートのテキストの中では、以下がおすすめ。


 

ITや情報システムに関連する内容を、「たこ焼き屋チェーンを運営する企業がIT化を推進する」という物語をベースに解説されるので、楽しみながら本書を読むだけで知識を定着させることがができます。

実は当ブログの管理人(私)が執筆したテキストですが、分かりやすさには絶対の自信を持っていますので、ぜひ書店でチェックしてみてください。

※また、ITが苦手な診断士受験生にITパスポートがおすすめな理由を、以下の記事ではくわしく説明しています。「なぜITパスポートを勉強すると効率的なのか」をしっかり理解したい方は、ぜひ参考にしてください。

ITが苦手な中小企業診断士受験生には、ITパスポートの勉強がおすすめ!
ITが苦手な中小企業診断士受験生には、ITパスポートの勉強がおすすめ!「中小企業診断士試験を受けたいけど、経営情報システムの科目には全く自信がないなぁ・・・」 文系の業種・職種の方、銀行員や公務員の方...

 

銀行員の経歴と中小企業診断士の資格があれば転職に活かせる!

中小企業診断士の資格は、銀行員として役立てるだけではありません。

銀行員の経歴と中小企業診断士の資格の両方を持っている方は、転職市場でも重宝される存在になります。

なぜ、中小企業診断士の資格を保有している方が転職で有利になるのか、いくつかの理由を挙げてみました。

  • ビジネスにおける様々な知識やスキルを持っている人材として評価される
  • コンサルティングファームや士業系事務所、商工会議所など転職先の選択肢が多い
  • 研究会や交流会に参加していれば、人脈やネットワーク形成に役立つ

金融機関だけではなく、中小企業診断士の資格を活かしてコンサルティング業界に転職する銀行員もいます。

自分の転職市場での価値を高められますので、銀行員は中小企業診断士の資格取得を目指して損はないわけです。

銀行員の経歴と中小企業診断士の資格は財務に強いコンサルタントとして独立できる!

今は銀行員として働いていても、「将来的に独立したい!」と考えている方は少なくありません。

銀行員の経歴と中小企業診断士の資格ホルダーを兼ね備えている方は、転職で役立つのに加えて財務に強いコンサルタントとして独立できます。

中小企業診断士として独立するメリットは次の3つです。

  • 自宅を事務所代わりにすれば開業の初期費用を抑えられる
  • 企業勤めとは違って自分の好きな時間やタイミングで働ける
  • 顧客から支払われる報酬が自分の収入になるため、年収が大きくアップする可能性を秘めている

銀行員として働いた経験をお持ちであれば、独立しても他の中小企業診断士と差別化を図ることができるでしょう。

独占業務を持っている税理士や司法書士と比較してみると、「中小企業診断士は独立開業しても稼ぐのが難しいのでは?」と懸念の声も上がっています。

しかし、公的な診断(公共的な組織や機関からの経営診断依頼)は中小企業診断士の資格を持つ方に依頼する組織等がほとんどです。

将来性も十分にある国家資格ですので、独立を考えている銀行員も中小企業診断士の資格を取得する勉強を始めてみてください。

まとめ

以上のように、銀行員に中小企業診断士の資格取得が役立つ理由についておわかり頂けましたか?

金融機関が中小企業診断士の養成課程の費用を負担してくれますので、1次試験さえ突破すれば2次試験の筆記試験と面接試験は免除されます。

「早く出世したいな~」と考えている銀行員は、中小企業診断士の取得を目指してみてください。

著者情報
氏名 西俊明
保有資格 中小企業診断士
所属 合同会社ライトサポートアンドコミュニケーション