こんにちは、トシゾーです。
中小企業診断士の試験には、一次試験・二次試験(筆記・口述)とあります。
当然ながら、一次試験に合格しなければ二次試験に受験することはできません。
そのため、まずは年1回の一次試験からチャレンジしていくことになります。
今回の記事では、その一次試験に合格するために、
「何月から試験勉強を開始するのがベストか? おすすめの時期」
について、お伝えします。
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目次
中小企業診断士 試験スケジュール
まず、中小企業診断士の試験スケジュールを一覧にしましたので確認してみましょう。
- 一次試験申し込み 5月上旬~5月下旬
- 一次試験 8月上旬
- 一次試験結果 9月上旬
- 二次試験申し込み 8月下旬~9月中旬
- 二次試験(筆記試験) 10月下旬
- 二次試験(筆記)結果 12月上旬
- 二次試験(口述試験) 12月中旬
- 最終結果(合格発表) 12月下旬
毎年、以上のようなスケジュールで中小企業診断士試験は行われます。
<注意>
2020年は東京オリンピックのスケジュールの関係で、1次試験は7月に実施されました(オリンピックそのものは延期されましたが)。
2021年はオリンピックのあと、8月下旬に実施されました。2022年からは、ほぼ上記のとおりになっています。
上記スケジュールを頭に入れたうえで、最適な勉強開始時期について考えてみます。
なお、中小企業診断士の合格に必要な勉強時間は1,000~1,200時間とされています。くわしくは下記記事を参考にしてください。
中小企業診断士の試験勉強は、いつ始めるのがベストか?
私の周りの中小企業診断士の受験生に意見を聞くと、勉強開始のベストな時期については、主に以下の3つの考え方があるようです。
それぞれ詳しく見てみましょう。
【案1】9月~10月
「9月~10月に勉強開始するのが、もっともおすすめ」
という受験生が、私の周りには一番多かったです。
これには、
- 1次の試験が8月に実施されるので、その問題(最新の過去問)を分析しながら、翌年の受験勉強を開始することが可能
- 資格スクールの通学講座では、9月~10月に開始される講座が多い
- 「中小企業診断士の合格まで1,000時間~1,200時間の学習期間が必要」と言われるので、約1年前から勉強を開始するのが合理的(月100時間学習するとして)
などが理由として挙げられていました。
【案2】4月~5月
続いて多かったのが、
「4~5月に始めるのが一番よい」
という意見です。理由としては、
- 1,000~1,200時間勉強しても確実に合格するわけではないから、余裕をみて始めた方がよい
- 学習を始めた早い段階で1次試験を受験して、「一次試験の独特の雰囲気」に慣れておいたほうがよい
などが挙がりました。
たしかに、中小企業診断士試験においては、一次試験・二次試験をストレートで合格できる人はごくわずかです(全体の4%程度)。
そうであれば、早い段階で1次試験を体験しておくことも有効でしょう。
1度も一次試験を受験することなく、1年間みっちり勉強をした後、初めて一次試験を受験すると、
「これだけ勉強してきたのに、落ちたらどうしよう・・・」
と、無用なプレッシャーに襲われるかも知れません。
その際、一度、一次試験の独特の雰囲気を体験済みであれば、かなりプレッシャーも軽減されるメリットがあるはずです。
【案3】「中小企業診断士になりたい」と思った時、いつでも
その次の意見が
「中小企業診断士になりたい、と思った時が、勉強を開始すべき時期」
というもの。
その理由はシンプルで、
- 「中小企業診断士の資格を取りたい!」と思ったときが一番モチベーションが高いので、その時にしっかり勉強すべき
というものでした。
確かに、一理ありますよね。
おすすめは【案3】「中小企業診断士になりたい」と思った時が、ベストな勉強開始時期
さて、正解は・・・というわけではありませんが、私の考える「中小企業診断士の勉強を始めるベストな時期」、
それは
- 【案3】「中小企業診断士になりたい」と思った時、いつでも
です。
理由は、前述のとおり「資格を取りたい、と思った時が、一番モチベーションが高いから」ということもありますが、それ以外にも、いくつか理由があります。
順番に説明していきましょう。
理由1:中小企業診断士試験には「科目合格制度」がある
中小企業診断士の一次試験には、「科目合格制度」と呼ばれる制度があります。
中小企業診断士の一次試験は全部で7科目と、試験範囲が広範であることが特徴の1つです。
以前、科目合格制度が無かったころは、一次試験は一発勝負。1回の試験で7科目合計420点(1科目平均60点)以上を獲得するしか、一次試験を合格することはできませんでした。
しかし、科目合格制度を使えば、1年目の一次試験で不合格でも、60点以上獲得した科目だけは「科目合格」が認められます。
その結果、翌年の一次試験では、科目合格した科目の受験をパスすることができます。
以上のような科目合格制度を念頭に置けば、
- 一次試験までの時間がない時期に勉強をスタートした場合、1科目か2科目だけに学習を絞り、1回目の試験では科目合格を狙う
という方法が使えるのです。
そのため、中小企業診断士の勉強はいつ始めても、「一次試験に間に合わない」ということはなくなりました。
※科目合格制度の詳細については、下記の記事をご覧ください。
=>中小企業診断士 一次試験 最強の科目合格の戦略を教えます!
理由2:資格スクールの通学校には、様々な時期にスタートするクラスがある
前述のとおり、資格スクールの中小企業診断士講座には、9~10月に開講するものが多いのですが、その他の時期に
開講するコースが全くないわけではありません。
- 年明け1~2月に開講する「速修コース」
- 4~5月に開講する「1.5年コース」
などの講座も、多くの資格スクールで用意されています。
ちなみに、「1.5年コース」では、科目合格制度を利用して、無理なく一次試験を突破することを狙っています。
興味のある方は、各資格スクールのWebサイトなどをチェックしてくださいね。
理由3:通信教育講座には、複数年対応したものも多い
当サイトでは、スマートフォン動画に対応した通信講座である「スタディング」や「診断士ゼミナール」をおすすめしていますが、これらの商品は複数年受験に対応しています。
まず「診断士ゼミナール」ですが、この講座には「3年間延長無料制度」がついています。この制度により、診断士ゼミナールは1年分の費用だけで、3年間も最新講座の受講を続けることができます。
「スタディング」の中小企業診断士講座は、単年度向けコースの40%程度の価格で、翌年度の試験対応講座(更新版)を受講できるようになります。
=>「診断士ゼミナール」の詳細については、こちらの記事をご覧ください。
=>「スタディング」の詳細については、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
中小企業診断士になるための第1歩である第一次試験は、毎年1回だけ、8月に実施されます。
しかし、その学習を始めるために最適な時期が特に決まっているわけではありません。
「中小企業診断士になりたい!」
そう思った時にいつでも、すぐ学習に取りかかることができる環境は用意されています。
思い立ったら吉日、積極的にチャレンジしていきましょう。
おすすめの勉強法(通信講座)については、こちらの記事を参考にしてください。