こんにちは、トシゾーです。
「簿記2級を最短で取りたい」と思って検索している方は、だいたい次のことで迷っています。
- 最短だと、何日(何時間)で合格できる?(1日30分・1日2時間…で現実的?)
- 満点を捨てて70点を取りに行くには?(捨て問・時間配分・解く順番)
- 独学と講座、どっちが早い?(教材を増やしてしまいそうで不安)
この記事では、あなたの「最短」を現実にするために、勉強時間の目安と、1日あたりの逆算、さらに30日・60日・100日のスケジュール例まで、まとめて解説します。
目次
- 1 結論|簿記2級を最短で合格する「勉強時間・日数」の答え(まずここだけ)
- 2 簿記2級とは?(試験の全体像をサクッと整理)
- 3 簿記2級と簿記3級の違い(最短のために“飛ばしていい前提”を確認)
- 4 簿記2級の勉強時間の目安(独学・講座別)
- 5 最短合格のために時間短縮するポイント(ムダを消して点数を作る)
- 6 最短合格スケジュール例(30日・60日・100日)
- 7 最短合格のための3段階の勉強方法(インプット→アウトプット→直前対策)
- 8 試験1週間前~試験当日のポイント(直前で落とさない)
- 9 2021年から日商簿記の試験方法と試験時間が変更(ネット試験も含む)
- 10 よくある質問|「最短」で受かりたい人がつまずくポイント
- 11 まとめ
結論|簿記2級を最短で合格する「勉強時間・日数」の答え(まずここだけ)
まず結論です。簿記2級の勉強時間は、ざっくり次が目安になります。
- 簿記経験者(3級合格済み・経理経験あり等):200〜300時間
- 初学者(簿記がほぼ初めて):300〜400時間
- 通信・通学講座:200〜300時間(教材迷子になりにくく、最短化しやすい)
そして「最短=何日か?」は、1日あたりの勉強時間で決まります。下の表で、あなたの現実的なペースに当てはめてください。
最短は何日?1日あたりの学習時間で逆算(30分・1時間・2時間…)
| 1日の勉強時間 | 200時間(経験者の下限) | 300時間(標準) | 400時間(初学者の上限) |
|---|---|---|---|
| 30分 | 約400日 | 約600日 | 約800日 |
| 1時間 | 約200日 | 約300日 | 約400日 |
| 2時間 | 約100日 | 約150日 | 約200日 |
| 3時間 | 約67日 | 約100日 | 約134日 |
| 5時間 | 約40日 | 約60日 | 約80日 |
「あっという間に30日で取りたい!」と思っても、平日も含めて毎日5時間が必要になりがちです。仕事や家事がある人には無理になってしまい、結局ペースが崩れてしまいます。
だからこそ、最短合格の本質は「根性」ではなく、70点を取れる学習に集中して、ムダをなくすことです。
最短合格の基本戦略|「100点を目指さない」→70点を取りにいく
簿記2級の合格基準は70点です。つまり、満点を狙うよりも、70点を安定して取れる勉強を「早く」作る方が最短です。
- 捨て問を作る(難問に時間をかけない)
- 工業簿記で点数を稼ぐ(取りやすい論点が多い)
- 商業簿記は“落とさない”型を作る(仕訳・決算・財務諸表の骨格)
ここから先は、上の結論を「実際にできる形」に落とすために、順番に解説していきます。
簿記2級とは?(試験の全体像をサクッと整理)
簿記2級 は、会社の経理や会計業務で活かせる資格です。
簿記2級を勉強することにより、企業の経営管理に必要な会計知識や財務諸表を読む力を習得できるメリットがあります。
簿記2級の取得は就職活動や転職活動でアピールできますので、企業から人気が高い資格ですね。
簿記2級の試験概要は、次のとおりです。
| 試験の種類 | 日商簿記2級(日本商工会議所) |
| 難易度(合格率) | 15%~30%程度 |
| 試験時間 | 90分(※制度変更後) |
| 合格点 | 70点以上(100点満点) |
| 試験範囲 | 商業簿記・工業簿記(原価計算を含む) |
「簿記の全体像がまだわからない」「そもそも簿記3級からやるべき?」という方は、先にこちらもぜひ。
※簿記3級の難易度や勉強方法はこちら!
簿記2級と簿記3級の違い(最短のために“飛ばしていい前提”を確認)
試験範囲の違い|2級は「工業簿記」が加わる
簿記2級と簿記3級の違いは、試験範囲です。
- 簿記3級:商業簿記のみ
- 簿記2級:商業簿記+工業簿記(原価計算)
また、簿記2級では決算・財務諸表(損益計算書、貸借対照表など)の理解が前提になります。最短合格を狙うなら、いきなり細部に行って迷子になるより、まず「型」を作るのが正解です。
合格率の違い|2級は“簡単ではない”(直近データで現実を見る)
以下は、統一(ペーパー)試験の受験者データ例です。数字は変動するため、最新は公式で確認してください。
- 2級:第171回(2025/11/16)合格率 23.6%
- 3級:第171回(2025/11/16)合格率 34.5%
この差を見ると、「最短で受かる=楽して受かる」ではありません。最短は、やるべきことを削るのではなく、やらないことを決める(満点狙いを捨てる/教材を増やさない/復習の定着を優先)ことです。
簿記2級の勉強時間の目安(独学・講座別)
独学の簿記経験者の場合は200時間~300時間
独学の場合、簿記2級の勉強時間の目安は200時間~300時間です。
すでに簿記3級に合格していたり経理経験があったりする人は、基礎的な仕訳や決算の流れが頭に入っているため、理解が早い傾向があります。
独学の初学者の場合は300時間~400時間
簿記2級の勉強時間の目安として、独学の初学者の場合は300時間~400時間です。
簿記3級の基礎(借方・貸方、仕訳、損益計算書など)を前提に進むため、最短を狙うほど「前提」の差が効いてきます。
通信講座や通学講座の場合は200時間~300時間
簿記2級の通信講座や通学講座を利用する場合、勉強時間の目安は200時間~300時間です。
講義+問題演習がまとまっており、教材選びで迷う時間が少し減る分、最短化しやすいのがメリットです。
簿記3級は100時間
ちなみに、簿記3級の勉強時間の目安は100時間です。
簿記2級に挑戦する前に、3級の範囲を短期で固めた方が結果的に早くなるケースも多いです。
(補足)勉強時間を「1日」に落とすと、迷いが消える
勉強時間の総量だけだと、実感が湧きにくいですよね。そこで「あなたの生活に落とす」ために、もう一度だけ整理します。
- 1日30分だと、最短というより長期戦になりやすい
- 1日2時間なら、100日〜200日が現実的な射程に入る
- 1日3時間なら、最短100日(300時間)も見えてくる
ここまでを踏まえ、次は「最短を現実にする具体策」に入ります。
最短合格のために時間短縮するポイント(ムダを消して点数を作る)
テキスト選びに時間をかけすぎない(増やさない)
簿記2級の勉強でありがちなのが、「テキストを比較しすぎて、勉強が進まない」ことです。
最短を狙うなら、テキストは1冊、問題集も1冊に絞り、同じ教材を再度まわして定着させるのが近道です。
独学よりも通信講座の方が時間短縮できる
簿記2級を独学で勉強するよりも、通信講座を利用した方が最短合格に近づきやすいです。
理由は、カリキュラムが最短ルートになるよう作成されているから。教材選びの迷いが消え、やることが明確になります。
「独学で不安…」という方は、こちらの記事も参考にしてください。
工業簿記で点数を取る(満点を狙いやすい)
簿記2級は、工業簿記で点数を取るのが最短合格の定石です。
工業簿記は、出題パターンが比較的決まっており、計算手順を覚えれば点数を取りやすい傾向があります。
簿記2級の本試験で出題されるパターンを理解する
簿記2級の本試験で出題されるパターンを理解するのも、時間短縮のコツです。
過去問を解いてみると、「毎回似た型が出る」と感じるはず。最短は、その型に集中して得点力を作ることです。
(最短の盲点)連結会計・財務諸表は“深追いしない”が正解
簿記2級では、連結会計や決算・財務諸表の論点が出題されることがあります。
最短合格のコツは、連結会計を完璧にしようとしないこと。まずは損益計算書や貸借対照表など、財務諸表の「形」と、頻出の仕訳・決算整理の手順を固め、取れる点数を積み上げます。
「なぜここで連結会計?」と思ったら、深追いせず、まずは“合格点を取るために必要な範囲”に留める判断が大切です。
簿記2級の独学は最初にスケジュールを立てる
簿記2級の独学は、最初にスケジュールを作ることが重要です。
スケジュールを作らずに進めると、苦手分野の克服が後回しになり、直前期に焦ってしまいがち。
最短合格を狙うなら、次の章の「30日・60日・100日プラン」をベースに、あなた用に微調整してください。
スタディング簿記講座でお金と時間を節約する
簿記2級を最短で受かりたい方は、通信講座(例:スタディング)で学習するのも1つの選択肢です。
講義+問題演習がスマホで完結でき、通勤通学などのスキマ時間で進めやすいのがメリット。料金は変動するので、必ず公式で確認してください。
フォーサイト簿記講座でお金と時間を節約する
フォーサイトなどの講座も、スケジュールが整っているため最短化と相性が良いです。
機能やサポート、給付金対象などは変更されることがあるので、最新は公式で確認しましょう。
最短合格スケジュール例(30日・60日・100日)
ここでは、勉強時間を「日数」に落として、迷いなく進めるための例を紹介します。
30日プラン(かなり高負荷)|毎日3〜5時間以上を想定
- 1〜7日:商業簿記の全体像(テキスト1周、仕訳の型を作る)
- 8〜14日:工業簿記(計算パターン暗記→基本問題)
- 15〜23日:過去問・模試を解答→採点→弱点分析→やり直し
- 24〜30日:本番形式で時間配分固定(捨て問含む)
30日で行く場合は、途中で崩れると取り返しがつきにくいので、睡眠と体調管理も必須です。
60日プラン(現実的)|平日2時間+休日4時間のイメージ
- 1〜20日:インプット(商業→工業、テキスト+基本問題)
- 21〜45日:アウトプット中心(問題集→過去問、反復で定着)
- 46〜60日:予想模試→弱点潰し→時間配分の固定
100日プラン(最短と両立しやすい)|毎日1〜2時間が中心
- 1〜35日:インプット(理解を急がず「型」を作る)
- 36〜80日:アウトプット(問題演習を回して定着)
- 81〜100日:本番形式(時間配分、捨て問、ケアレスミス対策)
どのプランでも共通する最短のコツは、「解いた → 解答確認 → なぜ間違えたか分析 → 再度解く」の循環を、崩さずに回すことです。
最短合格のための3段階の勉強方法(インプット→アウトプット→直前対策)
インプット学習で基礎を固める
簿記2級の最短合格には、インプット学習で基礎を固めることが欠かせません。
最初から難問に挑戦するより、まずは基本の仕訳、決算の流れ、財務諸表の読み方を押さえましょう。
アウトプット学習で理解度を高める
簿記2級は、問題演習(アウトプット)で点数が伸びます。
問題集や過去問を繰り返しこなすことで、「わかる→できる」に変わります。
間違えた問題は、解説を読んで終わりにせず、必ず同じ形式を再度解いて、身体に落とす(定着)ことが大切です。
直前対策~予想模試で合格点を固める
直前期は、予想模試や過去問で本番形式に慣れましょう。
「時間内に70点を取れるか?」の確認が最優先です。
スキマ時間を有効活用する
最短合格には、スキマ時間の積み上げが効きます。
通勤通学のちょっとした時間に仕訳問題を回す、昼休みに解説を読むなど、30分でも積むと差になります。
自分に合った電卓を準備する
簿記2級の試験では電卓を使います。キー配列に慣れていないと、計算ミスやタイムロスが起きやすいです。
本番と同じ電卓で練習して、操作を定着させましょう。
(補足)アプリ・無料教材の使い方は「目的を決める」
簿記学習は、アプリや動画など無料で使えるものも多いです。
ただし、あれこれ手を出すと逆に散らかりがち。最短を狙うなら、用途を決めましょう。
- 仕訳の反復:アプリ(無料版でもOK)
- 苦手論点の補強:解説動画(短時間で理解)
- 仕上げ:過去問・模試(点数が取れるか確認)
試験1週間前~試験当日のポイント(直前で落とさない)
前日は睡眠時間をしっかり取る
「追い込みをかけたいから簿記2級の試験前日は徹夜する」と考えている方はいます。
しかし、簿記2級の勉強時間の目安は200時間~400時間で、一夜漬けで何とかなるものではありません。
睡眠不足の状態では試験本番で最高のパフォーマンスを出せないため、前日はしっかりと睡眠時間を取るべきですね。
本番で解く順番を考えておく(得意な分野から)
簿記2級の試験本番では、問題を解く順番を考えておきましょう。
難しい問題に引っ張られて無駄に時間を費やすと、最後の問題まで解けない可能性が出てきます。
そのため、得意な分野の問題から解き始めて、難しい問題を後回しにするのが効果的です。
一例としては、次のような「時間が読める順」で固定するのがおすすめです(本番の難易度で調整してください)。
- 第1問(商業簿記)→ 第2問(商業簿記)→ 第4問(工業簿記)→ 第5問(工業簿記)→ 第3問(商業簿記)
手間と時間のかかる問題を後回しにし、取れるところで点数を先に積む設計です。
分からない問題は印(マーク)を付けて後で解く
簿記2級の試験で難しい問題や分からない問題は印(マーク)を付けて後で解きましょう。
ひとまず飛ばして別の問題に取り組み、最後に解くのが効率の良い方法です。
後から見返してみると、意外とすんなり解けたというケースは十分にありますよ。
最後に確認する時間も確保し、ケアレスミスを減らしてください。
本番で緊張しても焦らない
簿記2級の試験の心構えとして、本番で緊張しても焦らないようにしましょう。
焦りはミスにつながりやすいです。予想模試(予想問題)を解いて、試験の空気に慣れておくのも有効です。
2021年から日商簿記の試験方法と試験時間が変更(ネット試験も含む)
日商簿記の試験方法と試験時間は、2021年から変更されています。
2021年度からは、次の3種類の方法から選んで簿記の試験を受けられるようになりました。
| 試験形式 | 概要 |
|---|---|
| 統一試験 | 年数回、全国一斉の紙(ペーパー)試験 |
| 団体試験 | 学校・企業など団体単位で実施されるペーパー試験 |
| ネット試験(CBT) | テストセンター等で随時実施(会場予約が必要) |
また、試験時間は簿記2級が120分⇒90分、簿記3級が120分⇒60分に変更されました。
従来と比べて試験時間が短く設定されていますので、本番の試験の時間配分に気を付けましょう。
簿記2級の試験の変更点
簿記2級の試験の大きな変更点は試験時間です。
試験時間が短くなった分、標準的な問題を時間内に素早く解けるかどうかが合格の秘訣です。
(補足)ネット試験は「予約→ログイン→受験」の流れを確認
ネット試験(CBT)は会場によって日程が異なります。予約サイトへのログイン等が必要になるため、初めての方は手順を事前に確認してください。
統一試験前後には施行休止期間が設定されることもあるため、最新のカレンダー・案内は公式で確認するのが確実です。
よくある質問|「最短」で受かりたい人がつまずくポイント
Q. 1日30分でも受かりますか?
A. 受かる可能性はゼロではありませんが、最短というより長期戦になりやすいです。最短を狙うなら、週のどこかで学習量を増やす設計が必要です。
Q. “勉強してる感じ”はあるのに点数が伸びません
A. 多い原因は、アウトプット不足か、復習(やり直し)の不足です。「解いた→解答確認→間違いの理由→再度解く」を回して、定着を作ってください。
Q. 連結会計が難しくて心が折れそうです
A. 最短合格の目的は「70点」です。連結会計で沼るより、他の取れる論点で点数を積む判断も大切です。
Q. 直前期、何をすればいいですか?
A. 予想模試や過去問で「90分の中で何点取れるか」を確認し、弱点だけ潰すのが最短です。あれこれ広げないこと。
まとめ
簿記2級の勉強時間は、初学者なら300時間~400時間、簿記経験者なら200時間~300時間が目安です。
どちらに当てはまる人も、「インプット学習」⇒「アウトプット学習」⇒「直前対策~予想模試」と正しいプロセスで勉強に取り組むば、さらに合格率はアップするでしょう。
簿記2級に最短合格し、就職活動や転職活動に活かしてみてください。
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