こんにちは、トシゾーです。
今回の記事は、「経営情報システムで出題される最新のITトレンド用語(時事用語)を予想する」という記事の続編となります。
上記記事では、経済産業省の国家試験である情報処理技術者試験の1つ「ITパスポート試験」のシラバス4.0を元に「今後、中小企業診断士試験の経営情報システムに出題される最新IT用語を予想する」という内容でした。
その後、2020年9月には「ITパスポート シラバス5.0」、2021年10月には「ITパスポート シラバス6.0」が発表されました。そのため本記事では、シラバス5.0および6.0から追加された新用語を紹介していきます。
これらの用語の中から、経営情報システムに出題される用語も出てくる可能性が高いので、受験生の方は是非チェックしてみてください。
目次
ITパスポート試験のシラバス5.0に追加された主な用語例 一覧
シラバス5.0(2020年9月公開)から追加された用語例のうち、中小企業診断士の経営情報システムに出題可能性が高そうなものに絞っています。ITパスポートの分類ごとに見ていきましょう。
ストラテジ分野
企業と法務
企業活動
OODAループ、リテンション、ワークエンゲージメント、Society5.0,データ駆動型社会,デジタルトランスフォーメーション(DX),国家戦略特区法(スーパーシティ法)、相関と因果,擬似相関
法務
サイトライセンス契約,CAL(Client Access License),オプトイン,オプトアウト,第三者提供,一般データ保護規則(GDPR),消去権,仮名化,匿名化、サイバー・フィジカル・セキュリティ対策フレームワーク、特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律、倫理的・法的・社会的な課題(ELSI:Ethical, Legal and Social Issues) 、フォーラム標準
経営戦略
技術戦略マネジメント
ペルソナ法、バックキャスティング、
ビジネスインダストリ
デジタルツイン,サイバーフィジカルシステム(CPS)、人間中心の AI 社会原則(人間中心の原則,公平性・説明責任・透明性の原則ほか),信頼できる AI のための倫理ガイドライン(Ethics guidelines for trustworthy AI),人工知能学会倫理指針、EFT(Electronic Fund Transfer:電子資金移動),アカウントアグリゲーション,eKYC(electronic Know Your Customer),AML・CFT(Anti-Money Laundering・Countering the Financing of Terrorism:マネーロンダリング・テロ資金供与対策)ソリューション
システム戦略
システム戦略
ライフログ,情報銀行,PDS(Personal Data Store)
システム企画
AI・データの利用に関する契約ガイドライン
マネジメント分野
中小企業診断士試験の経営情報システムに出題可能性が高そうなものは特にありません。
テクノロジ分野
技術要素
セキュリティ
SECURITY ACTION
※セキュリティアクションとは、中小企業の情報セキュリティを推進・啓蒙するキャンペーンであり、当サイトも賛同しています。くわしくは、次の記事をご確認ください。
ITパスポート試験のシラバス6.0に追加された主な用語例 一覧
つづいてシラバス6.0(2021年10月公開)から追加された用語例を見ていきましょう。こちらも中小企業診断士の経営情報システムに出題可能性が高そうなものに絞っています。
ストラテジ分野
企業と法務
企業活動
官民データ活用推進基本法、デジタル社会形成基本法
法務
個人識別符号,JIS Q 38500(ITガバナンス)
経営戦略
ビジネスインダストリ
AI利活用ガイドライン
マネジメント分野
中小企業診断士試験の経営情報システムに出題可能性が高そうなものは特にありません。
テクノロジ分野
基礎理論
基礎理論
バックプロパゲーション
アルゴリズムとプログラミング
JSON(JavaScript Object Notation)
コンピュータシステム
コンピュータ構成要素
DDR3 SDRAM,DDR4 SDRAM,DIMM,SO-DIMM
技術要素
情報デザイン
インフォグラフィックス
情報メディア
ラスタデータ(ビットマップデータ),ベクタデータ、ランレングス法,ハフマン法
データベース
NoSQL(キーバリューストア(KVS),ドキュメント指向データベース,グラフ指向データベース)、バックワードリカバリ(ロールバック),フォワードリカバ
リ(ロールフォワード)
ネットワーク
WPS(Wi-Fi Protected Setup)
セキュリティ
ファイルレスマルウェア
最新のITトレンド用語(時事用語)をITパスポート試験のシラバス5.0/6.0から予想する <まとめ>
この記事では、最新のITトレンド用語を確認して来ました。
冒頭でも申し上げた通り、本記事は「経営情報システムで出題される最新のITトレンド用語(時事用語)を予想する」という記事の続編ですので、そちらも併せてチェックしてみてください。
※ITが苦手な中小企業診断士の方も多いと思いますが、そのような方には、1週間程度でITパスポートを勉強してみるのがおすすめです。その詳しい理由(根拠)は下記の記事に記載してあります。
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