こんにちは、トシゾーです。
この記事では、中小企業診断士の副業について解説します。
中小企業診断士の資格を取れば、様々な副業への道が開けます。
特に、企業内診断士の方でも、日本中小企業診断士協会連合会と上手につきあえば、小さめ案件(例:年10〜30万円程度)の声がかかることがあります(私の体験です)。
もちろん、地域・時期・メンバー枠・専門領域で差が出るでしょうし、まずは行動・参加が必要です。
それでもチャンスは多くあります。ぜひ頑張って欲しいです!
今回は、診断士の資格を活かした副業の種類、稼げる額、注意すべきことなど、分かりやすく解説します。
資格取得後に副業をして収入アップにつなげたい方は、ぜひチェックしてみてください!
なお、YouTube動画で取り急ぎ概要だけでも知りたい!と言う方は以下をご覧ください。
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目次
- 1 積極的に副業をすれば、収入をアップさせることができる
- 2 副業の種類
- 3 副業をする際に注意すべき点
- 4 月10万円を狙う「副業の進め方」ロードマップ(0→1〜安定まで)
- 5 案件の探し方(協会・紹介・求人サイト・アプリ・パートナー)
- 6 契約・報酬・費用の設計(業務委託/成功報酬/定額)
- 7 注意点まとめ(社内・法律・税務・情報)
- 8 体験談(インタビュー風):初案件〜月10万円までの現実的スケジュール
- 9 企業内診断士の年収は500万~1,000万円
- 10 中小企業診断士が独立した場合、年収は300万円未満~3,000万円以上
- 11 中小企業診断士の資格があっても、転職での年収アップは難しい?
- 12 まとめ
積極的に副業をすれば、収入をアップさせることができる
「中小企業診断士の資格を取っても、サラリーマンではすぐに収入が上がらない」
そんな風に聞いても、がっかりする必要はありません。
企業に勤めている中小企業診断士(企業内診断士)でも、資格をとって収入を増やす方法があります。それが副業です。
中小企業診断士の試験に合格すると、多くの方が日本中小企業診断士協会連合会に入会します。
日本中小企業診断士協会連合会とは、中小企業診断士の業界団体で、特に加入義務はないのですが、各都道府県にある中小企業診断協会の支部に入れば、多くの中小企業診断士の先輩とつながりが作れます。
つまり、先輩の経営コンサルタントと人脈の構築ができる!ということです。
日本中小企業診断士協会連合会について詳しくは、下記の記事をご覧ください。
中小企業診断士の協会では、仕事(副業)を斡旋してもらえる?
日本中小企業診断士協会連合会の支部には、もちろん、独立されている先輩も多く、協会の活動に力を入れていれば、報酬を貰える仕事を紹介(斡旋)してくれることも多くあります。
具体的には、
- ビジネス関連のテキスト執筆
- ビジネス関連の通信講座の添削
- セミナー講師(前職の業務に近いIT関連)
- 補助金の採択コンサルの補助
- 専門書をチームで執筆(生産管理の本でした)
- 独立している中小企業診断士のサブコンサル(資料作成中心)
管理人も、中小企業診断士の資格を取得したばかりの頃、上のような仕事を紹介してもらいました。
管理人の場合は、資格取得後すでに独立していたのですが、同じタイミングで中小企業診断士になった企業内診断士の方も、一緒に仕事をさせてもらっていました。
当時、企業内診断士の方は、協会の紹介だけで年間20~30万円の副業収入を手にしていましたよ。
副業の種類
私が紹介してもらった仕事(副業)の種類について前述しましたが、ここで改めて、中小企業診断士の資格を活かした副業として一般的なものについて、具体的に見ていきましょう。
副業の種類①:コンサルティング業務(補助)
平日に本業のある企業内診断士は、なかなか自分で案件を受注する機会はないでしょう。
しかし、あきらめることはありません。独立しているコンサルの方のサポート、または共同プロジェクトで中小企業の支援を行うなど、企業内診断士が副業として関わることができるコンサルティング業務は山ほどあります。
補助業務ということで金額はあまり期待できないものの、実際に実務に携われるというメリットが大きいでしょう。お金をもらいながら、実務従事として更新に必要なポイントを稼ぐことも可能です。
ただし、本業の業種や業界など、本業と競合するようなコンサルティングは受けないなど、節度ある範囲で実践することが重要です。本業が副業OKの場合でも、場合によっては上司に相談して許可を取っておくなどしておく方がよいでしょう。
副業の種類②:研修・セミナー講師
ビジネス向けの研修やセミナーは、土日・夜間に開催されるものも多く、企業内診断士の副業として対応しやすいものです。
こちらも先輩診断士からの紹介などの他、民間のセミナー会社・研修会社に登録することで声が掛かることもあります。
また地元の商工会議所などで担当者と関係を作ってそこからセミナーを受注できるケースもあります。
ただ、誰もができるようなテーマにしか対応できないと、「その他大勢の講師」として埋もれてしまいがちです。
あなたが経験やスキルを持つ分野の内容に特化するなど、あなたの強みを明確にして、差別化できるテーマをアピールするなどの対応が必要です。
副業の種類③:補助金・助成金申請の採択の支援業務
こちらの副業は、事業計画書の作成支援/整理/添削などの業務です。
手続きは制度・案件により専門家(例:社会保険労務士等)と連携することもあります。
補助金等の申請には、詳細な事業計画を作成するなど、実際のところ、中小の規模の会社の経営者が作成する難易度は相当高いです。そのため、専門家に支援を依頼したいニーズは高まっています。
報酬としては、定額の他、補助金を採択(獲得)できた場合、金額の1~2割などとすることが一般的です。
一度、経営者と縁が出来れば、次回の申請も支援依頼してもらえるなど、継続する可能性もあります。
副業としやすい業務であるといえるでしょう。
副業の種類④:資格受験ビジネス
中小企業診断士試験の予備校や受験スクールにおいて、講師やテキスト執筆、予想問題の作問などを行う業務です。
特に、試験に合格したばかりの人のほうが、知識を正確に覚えていたり、受験生に寄り添ったサービスを提供したりできます。
そのため、中小企業診断士に登録したばかりの方に向いている副業といえるでしょう。
副業の種類⑤:ライター(ライティング)
中小企業診断士のビジネスに対する専門性を活かして、記事の執筆や連載を行う副業もあります。
中小企業診断士は、報告書・申請書・提案の書類など、「文章を書く」ことが本業みたいなところがあります。
そのため、個人的には「専門的なライティングをするライター」というのは、とても中小企業診断士らしい副業だと感じています。
※「文章を書く能力」こそが、中小企業診断士の「商品」そのものみたいな。
さらに、ライター(ライティング)の業務は、場所や時間を選ばずに出来るので副業に向いています。
診断協会や先輩診断士とのネットワークによる紹介のほか、クラウドソーシングのプラットフォーム(クラウドワークス、ランサーズなど)には、様々な案件がありますので、そこから始める手もあります。
ただし、クラウドソーシングなどでは、資格保持をアピールしても、当初実績がないうちは単価の良い案件を受けるのは、なかなか難しいものです。
まずは一般のフリーランスのライター同様、低めの単価から始めて、実績を積んでいくことが必要です。
副業の種類⑥:添削のアルバイト
社会人向け通信講座の添削のアルバイトも副業としてあります。
時給はかなり低いですが、難易度も高くなく、定期的に仕事はあるので、副業に慣れるという意味で初期に実施してみるのも良いでしょう。
副業の種類⑦:ブログ/YouTube/SNSなどの運営
「文章を書く」という意味ではライターとブログは、いずれも似ていると感じるかも知れません。
しかし、ブログの運営は「自分の名前を売るマーケティングツールを持つ」ということで、その意味する点は全く違います。
中小企業診断士の方は、受験生時代に専門的なことを学んだ訳ですから、その学習した内容を一般の方向けに分かりやすく書いてブログに投稿するだけでも、立派なブランディングになります。
アフィリエイト等で稼ぐ他、しっかりターゲットを定めて戦略的に仕組みを作れば、メールやLineで依頼を受けることも夢ではありません。
ブログのデメリットとしては、新規で作成した場合、検索エンジンの上位に表示されるようになるまで一定の時間がかかること。
とはいえ、今や自分のメディアを持たない選択肢はありません。半年~一年ほど地道にコツコツ運営することで、広告なしにあなたの知名度を広げるツールの構築が実現できるのです。
いずれ起業や独立開業を考えている方なら、できるだけ早めにブログやWebサイト(ホームページ)を持つことは重要です(運営歴が長いサイトほど、Googleに評価されるので)。何のリスクもないはずです。
ぜひ、将来のクライアントに注目されるような情報を、どんどん発信して行きましょう。
中小企業診断士とWebマーケティングって副業としても最強だと思う。副業が本業を抜かしてしまうと思う。やり方次第で。
— 平井東@SBMコンサルティング 代表取締役 (@azuma_consul) November 19, 2022
個人ブログ運営は難しくなる傾向。YouTubeやSNSとの連携は必須
ただし現在では個人ブログはGoogleの検索対策(SEO)において評価されにくい傾向にあります。これはインターネット上に大量に溢れる情報の真偽を精査するのが難しくなり、Googleが「何を発信しているのか」よりも「誰が発信している情報なのか」をより高く評価するようになったためです。
カンタンにいえば、個人よりは法人、無名よりは著名な方の情報を圧倒的にGoogleは優遇するようになりました。
しかし、だからといって諦めることはありません。YouTubeやSNS(インスタグラムやXなど)でユーザーに働きかける方法なら、個人が不利ということはありません。
今後はブログやWebサイトと動画/SNSを組み合わせて対処していきましょう。
副業の種類⑧:資産投資
株式投資・不動産投資などの資産投資には、経済学の知識を生かせるはずです。他にも、投資信託・暗号通貨・FX投資・NISA・iDeco・・・この辺まで行くと、資産投資と言えるのかどうかわかりませんが。
最近は、AIを使った金融システム(Fintech)により、スマートフォン1つで手軽に資産運用・資産投資が行えるようですね。
資産投資については書き出すとキリがないので、初心者の私が分かりやすかった書籍をいくつかご紹介して、この項の結びとします。
- 「本当の自由を手に入れる お金の大学」(両@リベ大学長 著)朝日新聞出版
- 「これだけやれば大丈夫! お金の不安がなくなる資産形成1年生」(小林 亮平 著)KADOKAWA
- 「ジェイソン流お金の増やし方」(厚切りジェイソン 著)ぴあ
副業をする際に注意すべき点
平日夜間や土日(週末)に対応できる業務を選ぶ
平日は本業のある企業内診断士は、土日などの休日や平日夜間を利用して活動することが出来る副業を選ぶことが鉄則です。
また、どんなに稼ぎたくても、本業や生活に支障が出るほどの業務を抱えるのは良くありません。
仕事とプライベート、自身の健康などのバランスを考えることが重要です。
副業禁止の場合の対処法
勤務している企業が
「社員の副業を認めているのか」
について、きちんと確認をしなければなりません。
最近は、「働き方改革」が浸透してきて、「副業OK」の企業も増えていますが、よく分からない場合は、会社の就業規則などをチェックしましょう。
会社としては「副業OK」の場合でも、上司の方が渋い顔をするケースもあるようです。
そのような場合でも、「中小企業診断士(資格)の活動の一環」と説明すれば、上司にも認めてもらいやすかった、と聞きましたので、参考にしてみてください。
勤務先に、ばれないようにするには?
そもそも、勤務先が副業禁止だった場合は、どうしようもないのでしょうか?
ばれない方法はあるのでしょうか?
実は、住民税を普通徴収にすれば、副業がバレることはありません。
住民税の納付方法は「普通徴収」と「特別徴収」の2つがあり、特別徴収の場合は、勤務先に「副業にかかる住民税額の通知」が行ってしまうので、一発で副業していることが知られてしまいます。
※普通徴収の場合は、自宅に納付書がとどきます。
確定申告は確実に!
副業といえども、年間所得が20万円以上になったら、確定申告の申請をして、正しく税金を払わなければなりません。
単純作業、アルバイトはNG
たとえば、
- 飲食デリバリーの配達員
- コンビニや飲食チェーンのアルバイト
- アンケートモニタ
- 単純事務作業(単純データの入力)
- 軽作業(商品の梱包、アマゾン倉庫でのピックアップなど)
- 単なる文字起こし
こういうのは止めておきましょう。禁止理由は分かりますよね、診断士の知見を活かした業務ではないからです。将来が見通せるもの、スキルを蓄積できる副業を選びましょう。
月10万円を狙う「副業の進め方」ロードマップ(0→1〜安定まで)
中小企業診断士の副業は、「資格を取ったら稼げる」というより、“計画→準備→行動”で結果が変わるタイプです。まず目標を「月10万円」に置くと、判断がスムーズになります。大きく稼げなくても、毎月の収入がプラスになれば、経験が積めてキャリアにもつながるからです。
1)まず決める:目的と目標(10万円)
目的が曖昧だと、どの副業を選択すべきか迷います。最初は次のどれかに絞るのがおすすめです。
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収入目的:月10万円(=生活の負担を少なくする)
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実務経験目的:診断・支援の「仕事内容」を理解し、実績を作る
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キャリア目的:社内評価の向上や、独立に向けた準備
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制度目的:更新や実務要件に“つながる”経験を増やす(可能なら)
この「どの」を先に決めるだけで、探し方(求人サイト/紹介/アプリ)も、契約形態(業務委託/定額/成功報酬)も選びやすくなります。
2)期間の目安:最初の1回案件→3ヶ月→半年
副業の立ち上げは、だいたいこの流れが現実的です。
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最初の1回(〜1〜2ヶ月):小さく受ける(作業量が少なく、成果物が明確)
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3ヶ月:紹介・リピート・継続の芽が出る(パートナーが見つかることも)
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半年:月10万円が“狙える”状態(稼働・作業が安定しやすい)
逆に、最初から高単価だけを狙うと、準備不足で失注し、結果的に遠回りになりがちです。まずは「1回、最後までやり切る」ことが価値になります。
3)週の稼働:平日夜+土日で設計する
会社員の副業なら、現実的にはこうです。
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平日:1〜2時間×3日
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土日:半日×1回
合計で週5〜8時間くらいが目安。ここから逆算して、案件を選びます。
ポイントは「頑張る」より、負担が増えない仕組みを作ること。
たとえば次の工夫だけで、作業が効率的になります。
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ヒアリングは60分×1回で型を作る(質問テンプレを用意)
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報告書はゼロから書かず、**型(目次・文字量)**を作って流用
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連絡は電話より、原則テキスト(証跡が残り、認識ズレが少ない)
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追加作業が発生しやすい箇所を、最初に線引き(後述の「契約」で守る)
4)仕事の選び方:最初は「成果物が決まっている案件」
副業の初期は、「分析が必要です」系より、成果物が明確なものが向いています。
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事業計画の叩き台作成/添削
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現状分析の簡易レポート
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施策の優先順位づけ
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研修や講師(受講者が“対象”で、日程・スケジュールが固定)
最初の狙いは「大きく稼げ」ではなく、“信用が残る実績”を作ることです。これが次の案件探しで効いてきます。
案件の探し方(協会・紹介・求人サイト・アプリ・パートナー)
副業は「待つ」より「探す」ほうが、早く進められます。おすすめは、1本に絞らず、複数ルートを並行することです。
1)協会・研究会・メンバー経由:信頼がたまると声がかかる
協会支部や研究会は、すぐに仕事が来る場所というより、人材として認識される場です。
継続参加で「この人なら任せられる」という理解が進むと、補助業務や共同作業の依頼が発生することがあります。
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まず:見学→参加→簡単な作業を引き受ける
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次:小さな案件を一緒にやる(パートナー化)
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その後:紹介が“つながる”(継続や別案件へ)
2)求人サイト:TOP→新着→応募(ログイン)→面談→契約
業務委託の求人サイトは、流れが決まっているので進めやすいです。
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求人サイトのTOPで「中小企業診断士」「コンサルタント」などで検索
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新着順で見る(条件が合う案件は早く埋まる)
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応募にはログインが必要な場合が多い
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面談→条件調整→**契約(業務委託)**へ
最初は「職種」が広い案件より、仕事内容が具体なものが当たりです。
「週◯時間」「オンライン」「報酬」「成果物」が書かれている案件は、稼働の見通しが立ちます。
3)マッチング“アプリ”/プラットフォーム:利用規約・権利に注意
マッチング系のアプリやプラットフォームは、案件数が多く、探しやすい反面、利用規約と権利関係(成果物の扱い)を必ず読みましょう。
画面下に “all rights reserved” などの表記があるように、成果物の著作権や二次利用の条件が定められていることがあります。
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成果物の権利(納品後の利用範囲)
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NDA(守秘)
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手数料、支払い条件
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トラブル時の連絡手段(電話のみ、など)
ここを飛ばすと、後で揉めやすいので注意点です。
4)士業・制作会社と組む:範囲が広がる
中小企業診断士は“全般”を見られる強みがありますが、手続きや専門領域は分業のほうが適切です。
たとえば、
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助成金・労務寄り:社会保険労務士と協力
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会計・税務寄り:公認会計士や税理士と連携
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Webや集客:制作会社や広告運用者とパートナー
この形は「案件が広がる」うえ、提案の幅が広くなり、結果として受注にもつながりやすいです。
契約・報酬・費用の設計(業務委託/成功報酬/定額)
副業でつまずきやすいのが、「何をどこまでやるか」が曖昧なまま進めて、作業が増えるパターンです。
ここは契約で守ると、負担が少なくなります。
1)仕事内容を分解して、範囲を決める
よくある仕事内容は、次のように分けられます。
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ヒアリング(現場の状況整理)
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分析(課題抽出、財務の確認を含む場合も)
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提案(施策・スケジュール・予算)
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資料作成(報告書、計画書)
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報告(打合せ、説明)
このうち、どれをやるか。回数は何回か。「1回」なのか、期間で「3ヶ月」なのか。
これらを先に書くとスムーズです。
2)報酬の型:定額/成功報酬(10〜20%)/組み合わせ
報酬の設計は、だいたい次の3つが多いです。
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定額(例:月◯万円、または1回◯万円)
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成功報酬(例:採択額の10〜20%など“幅”で設定されることが多い)
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定額+成功報酬(初期の作業分を定額にして、成果に応じて成功報酬)
「10万円を狙う」なら、最初は定額が読みやすいです。成功報酬は魅力ですが、作業が増えることもあるため、線引きが重要になります。
3)追加作業が発生しやすいポイントを先に決める
よく増えるのはここです。
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修正回数の無制限化
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追加資料の作成
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採択後の実績報告の支援
「ここから先は別費用」または「追加◯回まで」と決めておくと、安心して進められます。
4)1回案件→継続契約へ(価値が増える)
副業は、単発より継続のほうが効率的です。
1回案件で信頼が得られると、次の提案が通りやすくなり、紹介にもつながります。
「結果=継続」にできると、稼働の見通しも立ち、キャリアにもプラスです。
注意点まとめ(社内・法律・税務・情報)
副業は「どうやるか」より先に、「やっていいか」を確認するのが適切です。
特に会社員の場合は、社内規程や競業の有無で判断が分かれます。
1)社内ルール:隠すより、まず確認
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就業規則(副業の対象範囲、届出の有無)
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競業(同業他社・取引先との関係)
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社内の情報持ち出し禁止(資料、顧客情報)
「バレない方法」を探すより、社内でOKが取れる形に寄せたほうが、長期で安心です。
2)法律・契約:守秘と成果物の扱い
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NDA(守秘)
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成果物の権利
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連絡の記録(電話より文章が安全)
トラブルは「認識のズレ」で起きるので、文章で残すのがコツです。
3)税務:確定申告が必要になる場合がある
収入が増えると、確定申告が必要になるケースがあります。
ここは個別の状況で変わるので、迷う場合は税理士等のプロに確認するのが確実です。
体験談(インタビュー風):初案件〜月10万円までの現実的スケジュール
ここではイメージしやすいように、よくある進み方を「状況別」にまとめます。
(※あくまで一例です。地域・得意領域・稼働によって変動します)
ケースA:紹介ゼロから、求人サイトで1回案件を取った例
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1週目:求人サイトで探し(TOP→新着→応募→ログイン)
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2週目:面談→業務範囲をすり合わせ→契約(業務委託)
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3〜6週目:ヒアリング→分析→資料作成→報告
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結果:単発で数万円〜、次回の相談につながる(紹介が発生することも)
ケースB:協会・研究会から、共同作業で入った例
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1〜2ヶ月:研究会参加、メンバーと関係構築
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3ヶ月目:補助作業(資料作成や分析)を担当
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半年:小さな案件を任される→継続へ
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結果:単価は急に上がらないが、安定しやすい
月10万円を狙うなら「組み合わせ」が効率的
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単発案件(1回)で実績を作る
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継続案件(毎月定額)を1本持つ
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士業や制作会社とパートナーを組む
この3つが揃うと、収入も経験も積み上がり、キャリアの選択肢が広がります。
■
さて、副業については一旦ここまでとします。以降は、中小企業診断士取得による「企業内での収入アップ」「独立」「転職」の3つについて見ていきましょう。
企業内診断士の年収は500万~1,000万円
中小企業診断士には、弁護士や税理士、行政書士みたいな「独占業務」がないため、独立に慎重な方も多いです。
また、最初から独立することを想定せずに、自分の属する企業(組織)で知識を活かすために診断士資格を取る方もいます。
以上のような方々が企業内診断士にあたります。
彼らのような企業内診断士の年収は500万~1000万円といわれています。
かなり幅がありますが、これは、ある意味当然です。
役職についていない20代の会社員が診断士資格を取っても、すぐに年収が上がるわけではないでしょう。
逆に、大手企業や管理職、定年前の方が資格を取得する場合も多く、その場合は元から年収が高かった、ということです。
企業や組織によっては、資格手当がつく所もありますが、数千円~数万円が相場です。
資格を取ったからといって、すぐに本業の収入がアップするわけではないのです。
中小企業診断士が独立した場合、年収は300万円未満~3,000万円以上
副業で実力をつけて、将来的に独立を考えている方も多いでしょう。
中小企業診断士が独立すると年収の差はますます広がります。その額は、なんと300万円未満~3,000万円以上と言われています。
ほとんど、「すべての職業の年収格差」みたいな数字になっていますね。
全員、難易度の高い試験に受かったわけですから、そんなに能力差があるわけではありません。
簡単に言うと、営業力の差、人脈力の差です。
まずは人脈力、といっても難しいことではなく、中小企業診断士として協会の活動などにマメに参加することが大事です。この辺は副業と同じですね。
そして、仕事を紹介してもらったら、全力で応えること。折角あなたにお願いしてくれたのですから「あの人にお願いして良かった!」と思ってもらうことが大事です。
クライアント(企業の社長など)に満足してもらえば、紹介してくれた先輩診断士も喜ぶでしょうし、そうすると、次の紹介にも繋がります。
さらに、満足したクライアントが、社長仲間を紹介してくれるかも知れません。これも全力で対応することにより、次に繋がることになります。
このように、1つ1つの仕事を丁寧に積み上げることにより、様々な人から声をかけられる中小企業診断士となります。
そして、ある程度実績もでき、自分の強みと呼べる分野が明確になってくると、次は営業力の有る無しがモノを言います。
管理人の場合は、自分の専門のIT分野で著書(単著)を執筆し、その書籍のカバー写真を、必ず業務経歴書や名刺に入れるようにしました。もちろん、リアルな営業だけでなく、Webサイトやブログでも実績や強みをアピールしています。
きっちりした仕事をして信頼されるようになり、実績や強みを整理して、新しい出会いのあるきっかけを作って小まめに足を運ぶこと、人目のつくところに情報をアップすること。
1つ1つは小さなことですが、その積み重ねだけが年収を増やすことを可能にしてくれます。
資格を取ったからと言って、仕事が向こうから勝手に来てくれるわけではありません。日々の活動が、あなたの年収を高めることになります。
ブログやSNSを活用して、自分の強みを訴求しよう
前述のとおり、管理人の場合は書籍執筆実績を、営業や自己アピールに活用しました。
しかし、診断協会の先輩からタイムリーに書籍執筆案件の紹介でもない限り、なかなか書籍を執筆するチャンスに恵まれないかも知れません。
しかし、現在では、ブログやSNSなどのツールがあります。
今や、独立診断士にとって、ブログやSNSによる情報発信は必須と言えるでしょう。
中小企業診断士の資格があっても、転職での年収アップは難しい?
副業だけでは収入アップに限界があるため、中小企業診断士の資格ホルダーであることを武器に、転職して年収アップを図ろう、と考えている人もいるかも知れません。
しかし、中小企業診断士は広範な経営知識を持つゼネラリストであり、「すぐに会社が金を得る」ことに直結するスキルを持っているわけではないため、資格の難易度ほどには転職市場で評価されません。
中途採用だと、資格よりは前職での実績の方が評価されます。
唯一、コンサルティング会社であれば、評価される場合もありますが、そもそも中途募集は多くありません。仮に中途募集があったとしても、コンサルティング業務の未経験者は(資格を持っていても)最初は年収が低めに設定されるようです。
もし、転職すること前提で中小企業診断士を取ろう、と思っているのなら、中小企業診断士資格を何年もかけて取るよりも、先に転職をしたり、現在の会社の本業で大きな成果を出したほうが、年収アップにはうまく行くと思います。
中小企業診断士の資格を活かした転職については、以下の記事も参考にしてください。
まとめ
ここまで読まれて、企業内診断士には様々な副業への道が開かれていることが、お分かり頂けたと思います。
自分にふさわしい道をイメージしつつ、スキルアップ・収入アップをめざして、中小企業診断士の資格の勉強に励んでいきましょう。
勉強法に迷ったら、以下の記事も参考にしてみてください。
中小企業診断士の通信講座 おすすめは? ~独学にも使える、2025年最新版 比較・ランキング
【本記事の執筆にあたり参考にさせて頂いたサイト様】
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| 著者情報 | |
| 氏名 | 西俊明 |
| 保有資格 | 中小企業診断士 |
| 所属 | 合同会社ライトサポートアンドコミュニケーション |
