こんにちは、トシゾーです。
現在、中小企業診断士の学習用教材では、スマートフォンで視聴できる動画講義に対応した通信講座の人気が、非常に高くなっています。
その中でも、「診断士ゼミナール(レボ)」と「スタディング(STUDYing)」の2つは、その高いコストパフォーマンスから、もっとも人気の高い講座です。
そのようなこともあり、当サイトのお問い合わせフォームから
「診断士ゼミナールとスタディング(STUDYing)、どっちを選んだらよいのですか?」
という主旨の質問が、よく送られてきます。
そこで今回の記事では、「診断士ゼミナール(レボ)」と「スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)」を徹底比較した内容を、お伝えします。
これらのコースを選んだ理由は、どちらも、それぞれの講座で最も人気のコースであり、内容も一番近いものとなっているからです。
診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(旧 通勤講座) 徹底比較 どっちがおすすめ? 【中小企業診断士の通信講座】
Contents
- 1 「診断士ゼミナール(レボ)」と「スタディング(STUDYing)」を、8個の項目で徹底比較しました!
- 2 診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing)の比較 どっちがおすすめ? その1:動画講義
- 3 診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing)の比較 どっちがおすすめ? その2:テキスト
- 4 診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing)の比較 どっちがおすすめ? その3:過去問題集
- 5 診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing)の比較 どっちがおすすめ? その4:延長サポート
- 6 診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing)の比較 どっちがおすすめ? その5:質問サポート
- 7 診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing)の比較 どっちがおすすめ? その6:学習サポート機能
- 8 診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing)の比較 どっちがおすすめ? その7:合格率
- 9 診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing)の比較 どっちがおすすめ? その8:トータル価格
- 10 「診断士ゼミナール(レボ)」と「スタディング(STUDYing)」、8個の項目で徹底比較した結果は?
- 11 診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing) 徹底比較 どっちがおすすめ? <まとめ>
「診断士ゼミナール(レボ)」と「スタディング(STUDYing)」を、8個の項目で徹底比較しました!
今回、「診断士ゼミナール(レボ)」と「スタディング(STUDYing)」を、以下の8個の項目で徹底比較しました。
(1)動画講義、(2)テキスト、(3)過去問題集、(4)延長サポート、(5)質問サポート、(6)学習サポート機能、(7)講座の実績、(8)合格お祝い金を含めた、トータル価格
それでは、さっそく見ていきましょう!
診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing)の比較 どっちがおすすめ? その1:動画講義
まず、どちらの講座も売りにしているスマホ対応の動画講義の比較です。
診断士ゼミナールの収録時間の合計は270時間です。これは大手資格予備校並みのボリュームです。
一方、スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)の合計は動画講義78時間+2次講座のみ音声33時間となっています。
このように、「スキマ時間を使って最短合格」がコンセプトのスタディング(旧 通勤講座)ですから、動画講義の収録時間は診断士ゼミナール(レボ)より少なくなっています。
スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)は「徹底的に出題箇所に絞って最短時間で学習する」という考え方であり、診断士ゼミナール(レボ)は「しっかり学習する」と言う考え方といえるでしょう。
これは、もう、「どちらが良い、悪い」の話ではなく、どちらのコンセプトをあなたが支持するか、という問題です。
あなたの考え方に合った講座を選ぶべきでしょう。
また、診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing、旧 通勤講座)の動画講義は、配信形式で以下の違いがあります。
診断士ゼミナール(レボ) | スタディング(STUDYing、旧 通勤講座) |
ダウンロード形式 | ストリーミング配信 |
診断士ゼミナールは、中小企業診断士の通信講座で唯一、ダウンロード形式を採用しています。ダウンロード形式だと、一度ダウンロードしてしまえば、スマートフォンなどで再生中に通信が発生することがありません。
一方、スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)のストリーミング方式では、接続する際にはWi-Fi環境が必要です(スマホ回線での利用は、パケット消費が激しいのでおすすめしません)。
以上の点だけ考えると、「ストリーミングよりダウンロードが優れている」ようですが、ダウンロードの場合、初回のダウンロードに時間がかかる点や、ダウンロードした動画ファイルを格納するための大容量記憶媒体(マイクロSDカードなど)が必要になります。
つまり、「簡単に再生できる」という意味では、ストリーミング形式に軍配が上がります。
以下、ダウンロード形式とストリーミング形式のメリットとデメリットを表にまとめましたので、参考にしてください。
診断士ゼミナール(レボ)(ダウンロード) | スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)(ストリーミング) | |
メリット |
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デメリット |
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診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing)の比較 どっちがおすすめ? その2:テキスト
診断士ゼミナールには、非常に詳細なテキストが付属します。
一方、スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)のテキストは、「最短合格」をウリにしているだけあって、診断士ゼミナールほど詳細ではありません。
しかし、基本事項と応用事項を分けて記載し、段階的に習熟していけるよう考慮するなどの工夫がなされています。
正直なところ、両社のテキストの完成度は方向性は違うものの、甲乙つけ難い状況です。
ただし、もっとも差がつく点が「補助教材」の有無です。
スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)には、「学習マップ」と呼ばれる補助教材が付属します。
学習マップは、「マインドマップ」を利用して、中小企業診断士試験の基礎知識を体系的に理解・記憶するためのツールです。

マインドマップとは、脳の記憶のしくみに似た手法で、アイデアを発想したり、記憶を定着させたりするための思考ツールです。
マインドマップでは、関連のあるキーワードを、用紙の中央から放射状へ、どんどん広げて書いていき、つなげていきます。
この構造が人間の脳の構造と似ているため、理解や記憶の定着化が進むといわれています。
スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)では、効率的に理解・記憶をするために、マインドマップのような脳科学の手法を活かしたツールを利用しているのです。
以上のような補助教材が付属することにより、テキスト関連では、スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)が優れている、といえます。
診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing)の比較 どっちがおすすめ? その3:過去問題集
診断士ゼミナール(レボ)には、「過去問題集」が5年分標準で添付しています。動画での解説も標準で付属します。
一方、スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)には、「過去問セレクト講座」が標準添付します。出題頻度や重要度の高い過去問をセレクトし、解説の動画講義も付属します。
純粋に過去問のボリュームでは診断士ゼミナールのほうが多いですが、一方のスタディングには、過去問以外に、オリジナル問題集も付属します。
問題集に関しては、両者引き分けといったところでしょう。
診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing)の比較 どっちがおすすめ? その4:延長サポート
診断士ゼミナール(レボ)には「3年間受講延長無料制度」があります。この制度により、初年度に合格できなくても、翌年度・翌々年度も無料で最新の動画講座とテキスト(PDF)を使って受講ができます。
一方、スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)の場合は、翌年再受講する場合には、再チャレンジ用の更新版(コースにより16,980~24,980円税抜)の購入が必要です。
以上のように、延長サポートにおいては、診断士ゼミナールの方が圧倒的にリードしています。
診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing)の比較 どっちがおすすめ? その5:質問サポート
診断士ゼミナールは「質問無制限」ですが、「スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)」は「コンプリートコース」のみ、「質問Q&Aチケット」が3枚付属します。
スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)のコンプリートコースの質問Q&Aチケットが3枚で不足する場合、1枚1,100円(税抜)で追加購入可能です。
スタディングのミニマムコースとスタンダードコースの場合は、オプションのQ&Aチケットを購入して、質問を行うことができます。
※スタディングの各コースの詳細内容/価格については、後述します。
以上により、質問サポートについても、診断士ゼミナールのほうが、大きくリードしています。
診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing)の比較 どっちがおすすめ? その6:学習サポート機能
スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)には、動画講義とテキストなどのPDFデータだけでなく、パソコンやスマホからログインするだけで使える、様々な学習サポート機能があります。
スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)で使える学習サポート機能は、以下のとおりです。
・最適な学習方法を提案する「学習フロー」
・学習の習慣化とモチベーションアップを助ける「学習レポート」
・孤独になりがちな、通信教育で仲間を作る「勉強仲間機能」
・自分の不得意な問題に絞って対策できる「過去問/問題集 絞り込み機能」
・かゆいところに手が届く「学習メモ」「横断検索」
一方、診断士ゼミナールには、動画データとPDFデータ以外に、特にサポート機能はありません。
スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)のみの手厚いサポートと言えるでしょう。
診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing)の比較 どっちがおすすめ? その7:合格率
診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing、旧 通勤講座)、どちらの合格率が高いと思いますか?
残念ながら、どちらの講座も合格率を発表していないので、「どちらが合格率が高いか」は分かりません。
ただし、ホームページの「合格者の声」が充実しているのは、スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)のほうです。
また、診断士ゼミナール(レボ)は、受講者数を公表していませんが、スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)は公表しています。
中小企業診断士だけではなく、他の資格講座も含めた総受講者数ですが、スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)は90,000人を突破したそうです。
以上を踏まえますと、スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)のほうが実績は高い、と言えるでしょう。
診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing)の比較 どっちがおすすめ? その8:トータル価格
ここでは、「合格お祝い金」を含めた、トータル価格を見ていきます。まずは、「合格お祝い金」から。
診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing、旧 通勤講座)の「合格お祝い金制度」について
診断士ゼミナール(レボ)の合格お祝い金は、なんと最大3万円です。
4万円台から購入できる通信講座の合格お祝い金が3万円なんて、ちょっと意味が分かりませんね(笑)
ただし、これには注意が必要です。というのも、合格お祝い金3万円を貰うためには、次の3点の提出が必要なのです。
- 合格体験記
- 合格証書のコピー(写真も可)
- ご本人写真
もし、①合格体験記と②合格証書のコピーだけの提出の場合は、合格お祝い金は3,000円になってしまいます。
つまり、診断士ゼミナール(レボ)の場合、実質的には「顔出しOK」の方のみ、合格お祝い金3万円を貰える、と考えたほうがよいでしょう。
一方、スタディングの合格お祝い金は、1万円。こちらは、アンケート及び合格体験談の記入が必要とのことですが、ご本人の写真の提出義務はありません。
顔出しに抵抗がある方は、スタディングのほうが魅力的に感じるかも知れませんね。
以上、まとめますと、「顔出し」の必要はありますが、合格お祝い金3万円の診断士ゼミナール(レボ)のほうが、リードしていると言えるでしょう。
診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing、旧 通勤講座)の「合格お祝い金制度」も含めた、トータル価格
最後に、トータルで必要となる価格です。
診断士ゼミナール(レボ) | スタディング(STUDYing、旧 通勤講座) | |
標準コース | 1次2次プレミアムフルコース: 54,800円(税抜) | 1次2次合格コース[スタンダードコース]¥57,900円 (税抜)※過去問/問題集付き 【参考まで、その他コース↓】 1次2次合格コース[ミニマムコース]¥48,900 円(税抜)※過去問/問題集なし 1次2次合格コース[コンプリートコース]¥72,900円 (税抜)※過去問/問題集/直前対策講座/直前模試/Q&Aチケット付き |
翌年度以降の受講 | ※標準で3年間無料受講延長制度が付属 | 翌年再チャレンジ用の更新版:¥16,980円~24,980円(税抜)※コースによる |
過去問題集 | ※標準で過去5年分問題集が付属 | スタンダードコース/コンプリートコースには標準添付。 ミニマムコースのみオプション→過去問セレクト講座:¥9,900円(税別) |
合格お祝い金制度 | あり(最大3万円) | あり(1万円) |
教育訓練給付制度への対応 | なし | スタンダードコースのみ教育訓練給付制度(一般)対象講座あり(条件を充たす方に、支払った受講金額の20%を給付) →該当する方に約11,000円キャッシュバック |
以上より、翌年以降の再受講制度や合格お祝い金などを考慮したトータル費用では、診断士ゼミナール(レボ)がスタディングのスタンダードコースより2万円程度安いと言えるでしょう。
なお、診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing、旧 通勤講座)、どちらも、テキストは標準ではPDF版(データ)のみ付属します。
冊子のテキストが欲しい方は、自分で印刷するか、オプションで購入することになります。
- 診断士ゼミナール(レボ):テキスト印刷版)¥18,500円(税抜)
- スタディング(STUDYing、旧 通勤講座):冊子版オプション ¥13,800 円(税抜)
その他、スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)には、以下のようなオプション講座が充実しています。
- 科目別コース ¥9,900円(税抜)※各科目とも
- スマート問題集 ¥9,900 円(税抜)※スタンダードコース以上には標準添付
- 合格模試 ¥1,000 円(税抜)※コンプリートコースには標準添付
- 直前対策講座 ¥24,980円 (税抜)※コンプリートコースには標準添付
なお、診断士ゼミナール(レボ)、スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)のいずれも、分割払いに対応しています。
詳しくは、診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing、旧 通勤講座)、それぞれの公式ページで確認をお願いします。
「診断士ゼミナール(レボ)」と「スタディング(STUDYing)」、8個の項目で徹底比較した結果は?
それでは、結果発表です。
診断士ゼミナール(レボ) 1次2次試験プレミアムフルコース | スタディング(STUDYing、旧 通勤講座) 1次2次合格コース(スタンダードコース) | |
1)動画講義 | - | - |
2)テキスト | × | 〇 |
3)過去問題集 | - | - |
4)延長サポート | 〇 | × |
5)質問サポート | 〇 | × |
6)学習サポート機能 | × | 〇 |
7)講座の実績 | × | 〇 |
8)合格お祝い金を含めたトータル価格 | 〇 | × |
ズバリ、引き分けです。
結局、各論で点数をつけようとしても、甲乙つけがたい、というのが本音です。
ただし、実際に比較して分かったこともあります。
それは、比較すると異なるポイントも多い、ということ。
両者を比較することで、私が強く感じたことは、コンセプトの違いにより、それぞれの講座が力を入れているポイントが異なっている、ということです。
分析した結果、両者のコンセプトをまとめると
標準価格の範囲内で、合格のための基本機能を徹底的に充実させた「診断士ゼミナール(レボ)」
診断士ゼミナール(レボ)より若干高価ではあるが、知名度・実績ともに高く、オプションにも力を入れたバランスのよい「スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)」
となります。
結論としては、どちらを選んでも間違いはないので、あなたが共感できるコンセプトの講座を選ぶべきでしょう。
=>レボ「診断士ゼミナール」 公式ページはこちら

診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing) 徹底比較 どっちがおすすめ? <まとめ>
いかがでしたか。
診断士ゼミナール(レボ)とスタディング(STUDYing)、どちらも「低価格なのに、非常に高品質」という点では同じですが、そのコンセプトの違いから、色々と異なるポイントが多いことが分かったと思います。
繰り返しになりますが、分析した結果、見えてきた両者のコンセプトは、次のとおりです。
標準価格の範囲内で、合格のための基本機能を徹底的に充実させた「診断士ゼミナール(レボ)」
診断士ゼミナール(レボ)より若干高価ではあるが、知名度・実績ともに高く、オプションにも力を入れたバランスのよい「スタディング(STUDYing)」
どちらを選んでも間違いはありませんので、あなたが共感できるコンセプトの講座を選ぶべきでしょう。
それでは、株式会社レボの診断士ゼミナールが気になる方は、ぜひ公式サイトに行って、動画やテキストのサンプルをチェックしてみてくださいね。
=>レボ「診断士ゼミナール」 公式ページはこちら
なお、2021年2月28日まで、診断士ゼミナール(レボ)は、「ウインター3大キャンペーン」として、各コース5,000円OFFなどのキャンペーンを実施しています。
キャンペーンの詳細は、以下の記事をご覧ください。

「スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)」のほうが気になる方は、公式サイトにて、動画講義やテキストをチェックしてみてください。
=>「スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)中小企業診断士講座」の公式ページはこちら
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「スタディング(STUDYing、旧 通勤講座)中小企業診断士講座」の口コミ・評判のチェックは、以下の記事をどうぞ。

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