中小企業診断士の1次試験のうち、財務・会計とマーケティングは「理解できれば確実な得点源、つまずくと一気に苦手科目」になりやすい領域です。このページは、当サイトの解説記事を論点ごとに整理した入口です。経営分析・損益分岐点(CVP)・財務諸表といった会計の論点から、購買行動モデル・4P・STPといったマーケティングの論点までを、科目→テーマ→個別記事の順にたどれるようにまとめています。
なお、マーケティングは1次試験では独立科目ではなく企業経営理論の一領域ですが、当サイトでは学習のまとまりを優先し、会計・マーケ系の論点として本ページにまとめています。損益分岐点や購買行動モデル(AIDMA/AISAS)など、ピンポイントで確認したい論点が決まっている方は、該当の見出しから直接進んでください。法務・経営・IT系(企業経営理論の戦略・組織論、運営管理、経営情報システム、経営法務)の論点は姉妹ページ中小企業診断士 1次試験の重要論点(法務・経営・IT系)で扱います。
このページの使い方:会計を学習中なら「財務・会計」へ、マーケを学習中なら「マーケティング」へ進んでください。各テーマで代表的な論点を本文で案内し、その分野の全記事を一覧表にまとめています。会計が苦手で簿記から固め直したい方は「簿記・会計の基礎を固める」に入口を用意しています。
目次
このページの使い方/対象読者
このページは、次のような方を想定した学習導線の起点です。
- 財務・会計やマーケティングの特定論点を、まとめて復習したい方
- 損益分岐点や購買行動モデルなど、検索で来た論点を起点に体系を広げたい方
- 会計に苦手意識があり、どこから手をつけるか地図がほしい方
法務・経営・IT系の論点(企業経営理論の戦略・組織論、運営管理、経営情報システム、経営法務)は、姉妹ページ中小企業診断士 1次試験の重要論点を科目別に整理(法務・経営・IT系)にまとめています。1次試験を全科目横断で見たい方は両ページを行き来してください。
財務・会計
財務・会計は、計算問題が多く配点も大きい科目です。経営分析→損益分岐点→意思決定会計→財務諸表→制度/管理会計の順に、「数字の意味」を押さえながら進めると定着しやすくなります。暗記より、なぜその指標・計算になるのかの理解を優先するのがコツです。
経営分析(収益性・安全性・効率性・生産性)
経営分析は、財務諸表から企業の状態を読み解く論点です。4つの視点を対で覚えると整理しやすくなります。収益性分析、流動性分析(安全性分析)、効率性分析(買入債務回転率など)、生産性分析(資本装備率・労働装備率)の4記事で、それぞれの指標と計算を確認できます。
| 分析の視点 | 主な指標 | 解説記事 |
|---|---|---|
| 収益性 | 売上高利益率・ROA・ROE など | 収益性分析 |
| 安全性(流動性) | 流動比率・自己資本比率 など | 安全性分析 |
| 効率性 | 各種回転率・買入債務回転率 | 効率性分析 |
| 生産性 | 資本装備率・労働装備率 | 生産性分析 |
損益分岐点・CVP分析
損益分岐点(CVP分析)は、財務・会計のなかでも特に問われやすく、実務でも使う重要論点です。固定費・変動費・限界利益の関係から、損益分岐点売上高や損益分岐点比率を求めます。考え方と計算手順はCVP分析・損益分岐点比率で詳しく解説しています。
意思決定会計
意思決定会計は、2次試験の事例Ⅳにもつながる論点です。埋没原価や機会原価を踏まえ、投資や受注の可否を判断します。解き方の流れは意思決定会計の概要と解き方(事例Ⅳ)で確認してください。
財務諸表の基礎(P/L・B/S・CF・株主資本等変動)
計算問題の土台になるのが財務諸表の理解です。損益計算書(P/L)、貸借対照表(B/S)、キャッシュフロー計算書(CF)、株主資本等変動計算書の4つで、何がどこに表示されるかをつかみましょう。
制度会計と管理会計/税効果会計
会計には外部報告のための制度会計と、社内管理のための管理会計があります。違いは制度会計と管理会計で、会計と税務のズレを調整する論点は税効果会計で扱っています。
財務・会計 記事一覧
| 論点 | 解説記事 |
|---|---|
| 収益性分析 | 収益性分析 |
| 安全性(流動性)分析 | 安全性分析 |
| 効率性分析 | 効率性分析 |
| 生産性分析 | 生産性分析 |
| 損益分岐点・CVP分析 | CVP分析 |
| 意思決定会計(事例Ⅳ) | 意思決定会計 |
| 損益計算書(P/L) | P/L |
| 貸借対照表(B/S) | B/S |
| キャッシュフロー計算書(CF) | CF計算書 |
| 株主資本等変動計算書 | 株主資本等変動計算書 |
| 制度会計と管理会計 | 制度会計・管理会計 |
| 税効果会計 | 税効果会計 |
| 簿記入門(財務会計の前提) | 簿記の基礎・簿記入門 |
マーケティング
マーケティングは、用語と理論モデルを「実際の消費行動」と結びつけて理解すると得点が安定します。基礎・定義→消費者行動→STP→4P→プロモーション戦略の順に、戦略の組み立てをたどる流れがおすすめです。なお、マーケティングは2次試験の事例Ⅱ(マーケティング・流通)にも接続する領域なので、1次の論点理解は2次の土台にもなります。
マーケティングの基礎・定義
まずはマーケティングが何を指すのかを押さえます。マーケティング論の定義と基礎、マーケティングコンセプト、マーケティングマネジメントプロセス(コトラーの5プロセス)で全体像をつかみましょう。
消費者・購買行動モデル(AIDMA/AISAS/DECAX)
消費者がどう購買に至るかを示すモデルは頻出論点です。意思決定プロセスはコトラーの消費者購買意思決定プロセス、時代とともに変化した購買行動モデルはAIDMA・AISAS・DECAXで解説しています。
STP(市場細分化・標的市場・ポジショニング)
誰に何をどう届けるかを決めるのがSTPです。環境分析から標的市場の設定までの流れはマーケティング環境分析とSTPで確認できます。
マーケティングの4P(製品・価格・流通・プロモーション)
STPで方針を決めたら、具体策が4Pです。製品→価格→流通→プロモーションの順に、製品戦略、価格戦略、チャネル戦略・物流戦略、プロモーション戦略を体系的に押さえます。
プル戦略・プッシュ戦略
プロモーションの方向性として、消費者に直接訴求するプル戦略と、流通チャネルを通すプッシュ戦略があります。違いと使い分けはプル戦略とプッシュ戦略で整理しています。
関係性・サービスマーケティング/リサーチ
近年重視される関係性・サービスの視点は関係性マーケティングとサービスマーケティング、施策の前提となる市場調査はマーケティングリサーチで扱っています。
マーケティング 記事一覧
| 論点 | 解説記事 |
|---|---|
| マーケティングの定義と基礎 | 基礎 |
| マーケティングコンセプト | コンセプト |
| マーケティングマネジメントプロセス | マネジメントプロセス |
| コトラーの消費者購買意思決定プロセス | 購買意思決定 |
| 購買行動モデル(AIDMA/AISAS/DECAX) | 購買行動モデル |
| 環境分析とSTP | STP |
| 4P:製品戦略 | 製品戦略 |
| 4P:価格戦略 | 価格戦略 |
| 4P:チャネル戦略・物流戦略 | チャネル戦略 |
| 4P:プロモーション戦略 | プロモーション戦略 |
| プル戦略・プッシュ戦略 | プル/プッシュ |
| 関係性・サービスマーケティング | 関係性・サービス |
| マーケティングリサーチ | リサーチ |
簿記・会計の基礎を固める
財務・会計の計算が苦手な場合、その多くは簿記の基礎が抜けていることに原因があります。仕訳やB/S・P/Lの成り立ちを簿記でつかんでおくと、診断士の財務・会計が一気に理解しやすくなります。
簿記から診断士「財務・会計」へのブリッジ
まずは簿記の基礎・簿記入門で、財務会計の前提となる簿記の考え方を確認してください。ここが固まると、経営分析や財務諸表の論点が「暗記」ではなく「理解」で解けるようになります。
簿記3級→2級のステップ
体系的に簿記を学ぶなら、級ごとのステップも把握しておくと計画が立てやすくなります。難易度・勉強時間・独学可否は簿記3級の難易度、簿記2級の勉強時間、簿記2級の独学で解説しています(簿記講座の比較・口コミは簿記カテゴリの各記事が担当します)。
法務・経営・IT系も合わせて学ぶ
企業経営理論(経営戦略論・組織論)、運営管理、経営情報システム、経営法務の論点は、姉妹ページ中小企業診断士 1次試験の重要論点を科目別に整理(法務・経営・IT系)にまとめています。1次試験を全科目で押さえたい方は、そちらの科目別一覧から進めてください。
診断士試験対策/2次事例Ⅱとの関係
財務・会計(事例Ⅳ)とマーケティング(事例Ⅱ)は、いずれも2次試験に直結する科目です。1次で論点を理解しておくことが、そのまま2次の土台になります。試験全体の戦略は科目合格狙いの戦略、科目別の時間配分は科目別の勉強時間の目安、過去問の回し方は過去問完全マスターの使い方も参照してください。
学習の進め方(苦手科目の克服・過去問併用)
会計・マーケ系を効率よく仕上げるための、当サイトとしての進め方は次のとおりです。
- 財務・会計は、簿記の基礎→経営分析→CVP→財務諸表の順で「数字の意味」を理解してから過去問へ。計算は手を動かして反復するのが近道です。
- マーケティングは、用語の丸暗記ではなく、STP→4Pの流れで「なぜその施策か」を理解すると、選択肢の正誤判断が安定します。
- 苦手意識が強い場合は、簿記入門に立ち返る、または得意なマーケから先に固めて得点の土台を作る、という回し方も有効です。
論点を学んだら必ず過去問で出題形式を確認し、間違えた論点は本ページから該当記事に戻って復習する——このサイクルが、計算科目を含む会計・マーケ系を攻略するコツです。
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