中小企業診断士の科目別 勉強時間の目安|一次7科目の配分表と優先順位

中小企業診断士の合格に必要な勉強時間

こんにちは、トシゾーです。

中小企業診断士試験は科目数が多く、難易度も高いと言われます。

そのため初学者の方は、「合格まで、いったいどれぐらいの勉強時間が必要なの?」と不安になりますよね。

この記事では、「中小企業診断士 科目別 勉強時間」で検索した方が最初に知りたい「一次7科目を何時間ずつ・どんな優先順位で配分するか」を、早見表でまとめます。

合わせて、勉強の順番・開始時期・他資格との比較まで、診断士の視点で深掘りします。

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結論(3行)|勉強時間の目安はこう考える
  • 一次(第1次):800〜1,000時間(科目別の配分で差がつく)
  • 二次(第2次):150〜250時間(復習の質=得点の伸び)
  • 合計:1,000〜1,200時間が目安(初学者は1,200時間寄りで設計が安全)

なお、ここで示す時間はあくまで「目安レンジ」です。保有知識や仕事の状況で前後するので、「絶対◯◯時間」とは考えず、計画の出発点として使ってください。

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目次

結論|勉強時間は「配分」で決まる(合計1,000〜1,200時間は“安全設計”の目安レンジ)

合計1,000〜1,200時間は「根性論」ではありません。①科目数(7科目)②二次の演習量(事例×年数×復習)③働きながらの学習ロス(移動・残業・体調)を織り込んだ“安全設計”の目安レンジです。

これから始める初学者の方は、余裕をもって計画を立てるのが安全です。効率よく進めても、「まずは1,200時間を目安」に設計しておくと、後半で慌てずに済みます。

1,200時間の体感(ざっくり計算)
  • 1,200時間÷50週=24時間/週 → 週20時間以上ペース
  • 1,200時間÷365日=約3時間20分/日 → 「毎日3時間」を1年続けるイメージ

土日に集中するにしても、平日に2時間程度は必要になることが多いです。

だからこそ、闇雲に時間を積むより、「何にどれだけ投下するか(配分)」と、苦手の原因を分析→修正する力が、短期合格のカギになります。

なお、ここで言う1,000〜1,200時間は一次・二次すべてに対する目安です。内訳の目安は一次:800〜1,000時間、二次:150〜250時間あたりに収まる方が多いです(もちろん個人差あり)。

※X(旧Twitter)でも「1,000時間」という声はよく見かけます。ただし、これも体感は人それぞれで、あくまで目安として捉えるのが安全です。

一次試験|科目別の勉強時間の目安(7科目の早見表と優先順位)

一次試験は7科目のマークシート方式です。ここで重要なのは、「何時間やるか」より「どう配分するか」です。

結論|一次7科目の「科目別 勉強時間」はこう分ける(目標点・優先度つき早見表)

「中小企業診断士 科目別 勉強時間」で検索する方が最初に知りたいのは、何時間をどう分けるかです。まずは一次(第1次)を800〜1,000時間で設計する場合の目安を示します(得意・苦手、仕事の繁忙度、学習経験で前後します)。

科目 勉強時間の目安 目標点の目安 二次との関連 優先度
財務・会計 150〜200時間 60〜70点 強い(事例Ⅳ) 最優先
企業経営理論 150〜200時間 60〜70点 強い(事例Ⅰ・Ⅱ) 最優先
運営管理 120〜150時間 60〜70点 強い(事例Ⅲ) 優先
経済学・経済政策 100〜150時間 50〜60点 薄い 中
経営情報システム 80〜120時間 50〜60点 一部あり 中
経営法務 80〜120時間 50〜60点 薄い 中〜低
中小企業経営・政策 50〜100時間 60〜70点 薄い 後半で回収

ポイント:一次は「総点で60%」だけでなく、1科目でも40%未満があると不合格になり得ます。だからこそ、得点の“安定”を意識して時間配分を決めましょう。

なお、表の各科目レンジを単純に足すと、おおよそ730〜1,040時間になります。「一次は800〜1,000時間」という目安と幅が重なるイメージで、得意・苦手に応じてこのレンジ内で増減させる、と捉えてください。

なお一次には科目合格制度があり、合格した科目(満点の60%以上)は翌年度から2年間、受験を免除できます。複数年で挑む方は、この制度を踏まえて配分を考えると効率的です(詳しくは後述)。

時間配分を決める「3つ」の原則(苦手の分析→修正がカギ)

  • 原則①:二次に直結する3科目(財務・会計/企業経営理論/運営管理)に厚く配分する(一次と二次を同時に進める発想)。
  • 原則②:暗記寄り科目は「頻出」に絞って圧縮する(深追いせず、合格点の60を取りにいく)。
  • 原則③:過去問で“得点構造”を分析し、学習時間を動かす(「何が足を引っ張るか」を見える化して解決)。

タイプ別|あなたの“強み”で配分は変わる(経験別の補正)

同じ7科目でも、これまでの経験で必要時間は変わります。得意分野は時間を減らし、その分を苦手科目へ回す——この補正が効きます。

  • 簿記・会計が得意な人:財務・会計を少し短縮し、その分を企業経営理論(広い範囲)に回すと合ってきます。ただし二次の事例Ⅳ対策は別腹なので残します。
  • IT・技術に強い人:経営情報システムを圧縮し、苦手になりやすい経済(グラフ・計算)に時間を寄せるのが安全です。
  • 法務・知財の経験がある人:経営法務を短縮し、最重要の財務・会計を厚くするのが王道です。
  • 初学者(時間が取りにくい):まずは「二次直結3科目+暗記科目は頻出中心」で土台を作り、直前期に穴を埋めるやり方が現実的です。

学習時間の目安は、あくまで「初学・独学」を前提にした平均値です。仕事・家庭の状況、学習経験、教材との相性で、短縮できることもあれば長くかかることもあります。

人によって必要な勉強時間の差は大きく変わる(管理人の体験)

科目ごとの時間配分は、その人の得意・不得意と大きく関わります。

たとえば私(管理人)の場合は、前職がIT系企業のマーケティング部門だったため、企業経営理論と経営情報システムには、あまり時間をかけずに済みました。

銀行員や経理部の方、簿記資格をお持ちの方は財務・会計を大きく削減できますし、大学で法律を学んだ方なら経営法務を短縮できるでしょう。

だからこそ、得意科目は早めに「合格点+α」へ固定し、苦手科目へ時間を寄せる——この設計が効きます。

以下、各科目について、時間が必要になる要因と短縮のヒントを説明します。

財務・会計の勉強時間|「手を動かす」科目は時間が伸びやすい(150〜200時間)

財務会計は、一次7科目中で最長クラス(150〜200時間)が目安です。

簿記のマスターから始まり、計算で正しい解を導けるよう反復が必要です。読むだけでは伸びにくく、時間がかかりがちな科目です。

また財務・会計は二次(事例Ⅳ)に直結します。診断士として「数字で助言する力」の土台でもあるため、最優先で鍛えるのが王道です。

企業経営理論・運営管理の勉強時間|範囲が広い=「頻出の取捨選択」が勝負

企業経営理論と運営管理は、一次だけでなく二次(事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)にも深く関連します。

どちらも範囲が広く、暗記だけでは点になりません。理解して覚える必要があるため、120〜200時間程度を見ておくと安心です。

短縮のコツはシンプルで、過去問で「頻出テーマ」を先に固定し、細かい論点は後回しにすること。ここで差がつきます。

経済学・経済政策の勉強時間|「積み上げ式」なので早めに触る(100〜150時間)

経済学・経済政策は、二次には直接関係しにくい科目です。

ただし暗記では得点しづらく、グラフや計算を含む「積み上げ式」の理解が必要です。そのため暗記科目より時間がかかり、100〜150時間程度を見込む方が多いです。苦手意識があるほど、早めに着手するのが安全です。

経営法務・経営情報システム・中小企業経営/政策|一次特化で“取り切る”

経営法務、経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策の3科目は、暗記中心で合格レベルに届きやすい科目です。

経営法務と中小企業経営・政策は二次との関連が薄いので、一次対策と割り切り、頻出を中心に進めるのがよいでしょう。

経営情報システムは一部、二次にも関連します。ただし二次で問われるのは暗記ではなく「提案力」です。事例企業の課題に対し、どんなソリューション(システム)が有効かを整理しておくと、一次→二次のつながりが見えてきます。

この3科目は、深入りせず合格レベルの得点力を目指すのが必須です。

二次試験|勉強時間の目安は150〜250時間(筆記4事例のみ・令和8年度から口述廃止)

二次試験は、150〜250時間のレンジで設計するのが現実的です。まずは200時間程度を基準にしましょう。

なお、令和8年度(2026年度)から、第2次試験の口述試験は廃止されました。これにより二次は筆記4事例(事例Ⅰ〜Ⅳ)のみとなり、筆記試験の合格がそのまま最終合格になります(口述対策の時間は不要になりました)。最新の制度は公式でご確認ください。

二次試験には、以下の4事例(筆記)があります。各事例を5年分×3周すると、計60回ほど事例問題を解くことになります。

200時間の中で事例を60回解くペースなら、1回につき約3時間20分が使える計算です。

二次1事例のおすすめ配分(例)
  • 解く:本試験と同じ80分(1時間20分)
  • 復習:約2時間(採点・解説確認・「次はどう書く?」の修正)

ここで大事なのは、解いた量より「復習の質」です。二次は思考力の試験なので、過去問を解いて終わりにせず、改善点を言語化して次に反映することが得点に直結します。

もう1つ、短期合格を狙う方への助言です。一発合格を狙うなら、一次試験前から二次の対策を少しでも始めておくべきです。

一次の合格発表後〜二次筆記までの日程は短く、一次が終わってから二次を始めると間に合いづらいからです。

おすすめは、春ごろからコツコツ、二次の過去3〜5年分の“1周目”だけでも触れておくこと。一次の暗記とは別の頭を使うので、早めに慣れた人が強いです。マークシート中心の一次と違い、二次は記述で部分点も狙えます。

最短は500時間前後で合格した例も(ただし再現性には注意・目安レンジで設計を)

ここまで一次・二次の内訳を見てきましたが、最短ではどれぐらいで合格できるのでしょうか。

私の知人には、4月末(GWの始まり)から勉強を始めて、その年の二次試験までストレート合格した方がいます。正味の勉強時間を聞くと、「500時間を少し切るぐらい」とのことでした。

ただ、この方はもともと経理職で、財務・会計の専門知識を最初から多くお持ちでした。あなたの専門分野が診断士の科目と重なっていれば、その分、勉強時間を短縮できる可能性はあります。

一方で、初学者の方がこの数字を鵜呑みにすると、途中で失速しやすいです。まずは「標準設計(1,000〜1,200時間の目安レンジ)」で置き、途中で短縮できそうなら詰める——この順が安全です。

合格までに必要な年数は?(働きながら=「時間設計」が勝敗を分ける)

平均受験回数が複数回になりやすい理由

中小企業診断士試験は年に1回しか実施されません。そのため、勉強期間は複数年になるケースが多いです。

とはいえ、数年の努力を継続できれば、決して無理な目標ではありません。むしろ診断士の学びは、企業を見る目(分析)や提案力として、長期的にあなたの武器になります。

働きながら受験する人が多い=「時間設計」が勝敗を分ける

中小企業診断士の合格者は社会人が多く、働きながら挑戦するのが一般的です。

ただし仕事が忙しいと、毎週コンスタントに勉強時間を確保できるとは限りません。だからこそ、無理に1年ストレートへ固執せず、戦略的に2年計画(複数年計画)で進める方も多いです。

2年計画(複数年計画)を実行する

1年でストレート合格できるなら、それが最も望ましいのは間違いありません。

しかし、仕事や家庭の都合で十分な時間が取れない人が多いのも現実です。焦る必要はありません。無理せず計画的に進めるため、2年計画を立案・実行するのもおすすめです。

中小企業診断士は2年計画が現実的|勉強時間1000時間を社会人が確保する方法とロードマップ

科目合格制度を使った戦略も重要(翌年度から2年有効・全免除が不利になる場合に注意)

2年計画を実行するなら、科目合格制度を戦略的に活用することが必要です。合格した科目は翌年度から2年間受験を免除できます。

ただし注意点もあります。たとえば「1年目に合格した科目をすべて免除した結果、むしろ不利になる」場合もあります。各科目は年度ごとに難易度が変わるため、戦略を立てにくい要因の一つです。

科目合格については、メリット・デメリットも含めて検討した「最強の科目合格戦略」の記事を参考にしてください。

【最新版】中小企業診断士「科目合格狙い」戦略|狙う科目の選び方・免除申請・複数年計画

忙しい社会人はオンライン通信講座の利用も検討する

社会人で忙しい受験生は、隙間時間で学べるオンライン通信講座を利用する手もあります。

診断士は難関のため、複数年度をサポートするコースも少なくありません。動画配信をベースに音声の聞き流しにも対応するなど、学習環境は年々進化しています。通学コースよりコスパがよいケースも多いので、一度検討してみるとよいでしょう。

勉強する順番は?(一次7科目の学習順で迷う人へ)

資格受験校LECでは、一次7科目を以下の順番で学習します。

  • 第1科目:企業経営理論(戦略、組織、マーケ)
  • 第2科目:運営管理(生産、販売・店舗)
  • 第3科目:財務会計
  • 第4科目:経済学/経済政策
  • 第5科目:経営法務
  • 第6科目:経営情報システム
  • 第7科目:中小企業経営/中小企業政策

LECに限らず、他の受験校や通信講座も、多少の前後はあれ概ねこの順序です。

理由は明確で、暗記中心の科目はできるだけ後ろ、理解が必要な科目は早い段階からという考え方があるからです。さらに、理解系の中でも診断士の基本となる企業経営理論は、ほぼすべての講座が早めに組み込みます。

ポイントは、二次に直結する科目(財務・会計/企業経営理論/運営管理)を早めに固めること。一次の学習中から二次を意識できるからです。独学でも、この順番は十分参考になります。

勉強開始時期|おすすめは?

「学習はいつから始めるべきですか?」という質問をよく受けます。代表的な意見は、

  • 翌年のストレート合格を目指し、9月から10月頃に開始する
  • 科目合格制度を使って2年計画で合格を目指すため、4月から5月に開始する

などです。

私の考えるおすすめの勉強開始時期は、シンプルに「診断士になりたい!と思った“今”」です。詳しくは別記事で説明しています。

中小企業診断士の勉強スケジュール完全版|いつから始める?1年・2年計画の作り方

難易度や勉強時間を他の国家資格と比較(目安)

勉強時間から見た難易度(目安の比較)

著名な士業について、資格取得までの目安時間を調べてみました(いずれも目安レンジです)。

弁護士(司法試験)が突出しているのが分かります。

一方で、勉強時間1,000時間前後の中小企業診断士や社労士、500〜800時間の行政書士あたりまでが、現実的に働きながら取得しやすいラインとも言えます。

※中小企業診断士試験の難易度については、下記の記事も参考にしてください。

中小企業診断士の偏差値は?62〜64と言われる理由と難易度の正体(1次・2次)

試験の概要(特徴)|日程・受験料・合格率(令和8年度〜口述廃止)

勉強時間や開始時期を検討するには、試験日程(申し込み〜本番〜合格発表)を押さえておく必要があります。ここでは試験制度の各項目を確認しましょう。

一次試験の概要(受験資格・方式・受験料・合格基準)

  • 受験資格:誰でも受験可能(年齢・学歴・国籍による制限なし)
  • 試験方式:マークシート方式、7科目(各科目100点満点)
  • 受験手数料:17,200円(令和8年度改定。別途オンライン決済の事務手数料がかかります。最新は公式でご確認ください)
  • 合格基準:総点数の6割(60%)以上、かつ1科目でも満点の4割未満がないこと
  • 合格率:年度で変動(おおむね20〜40%のレンジ)

試験日程・申し込み(第1次/第2次)は年度で前後する

中小企業診断士試験は毎年ほぼ同じ時期に実施されますが、申し込み期間・試験日・合格発表日は年度で前後します。必ず最新の公式「試験案内」でご確認ください。

【参考:直近の日程の“型”(抜粋)】
  • 第1次:申込受付(4月下旬〜5月下旬)/試験(8月上旬)/合格発表(9月上旬)
  • 第2次:申込受付(9月上旬〜下旬)/筆記(10月下旬)/合格発表(翌年1月頃)

なお令和8年度からは口述試験の廃止に伴い、二次の最終合格発表が例年より早まります(最新は公式発表でご確認ください)。この「日程の型」を把握しておくと、勉強時間の設計(いつから何を入れるか)が決めやすくなります。

二次試験の概要(筆記4事例のみ・令和8年度から口述廃止)

  • 受験資格:当年または前年に一次試験に合格した者
  • 試験形式:筆記試験のみ(事例Ⅰ〜Ⅳの計4科目/記述形式・各100点満点)。令和8年度(2026年度)から口述試験は廃止され、筆記の合格が最終合格となります。
  • 受験手数料:15,100円(令和8年度改定。1次・2次の合計は32,300円。最新は公式でご確認ください)
  • 合格基準:筆記が満点の6割(60%)以上、かつ1科目でも4割未満がないこと
  • 合格率:年度で変動(おおむね18〜19%のレンジ)

実務補習・実務従事(登録には15日以上が必要)

中小企業診断士は「民間の経営コンサルタントの国家資格」と位置づけられています(名称独占の資格で、業務独占ではありません)。

そのため、合格後にコンサルティングの実務経験が求められます。具体的には、登録申請の前3年以内に実務補習を15日間以上受けるか、診断実務(実務従事)を15日間以上行うことが必要です。

  • 登録専門機関が実施する実務補習を受講する(15日間以上)
  • 一定の条件を満たす実務に従事する(15日間以上)

「実務補習」と「実務従事」の詳細は、下記をご覧ください。

中小企業診断士の実務補習は働きながら受けられる?【8日間/15日間】

中小企業診断士の実務従事|要件や費用について解説!民間の機関はあるの?

最短の勉強時間で合格するための勉強方法(一次・二次共通)

難関国家資格に合格するための勉強法のポイントは以下のとおりです。

  • 100点を目指さない(診断士は合格基準+10点の70点を意識)
  • インプット学習に時間を使い過ぎない
  • 過去問題集を徹底活用したアウトプット学習に時間を使う
  • 細かいセクション毎に【テキスト→過去問】の反復を何回も回す

ポイントは、テキストと過去問の時間配分です。インプットが多くなり過ぎてアウトプット演習が不足するのが、一番もったいないケースです。

過去問を反復し、分からない点はテキストに戻って潰す。この繰り返しで基本問題を取りこぼさなくなれば、自然と合格は見えてきます。

復習こそ、最短合格のための秘密兵器

復習の重要性は、さまざまな学習理論でも繰り返し指摘されています。考え方のヒントとして、次のような傾向が知られています(厳密な一次情報ではないため、目安として捉えてください)。

  • 学習後、早め(24時間以内)に短時間の復習を入れると記憶が呼び戻されやすい
  • 1週間後、1カ月後にも短時間で復習すると定着が進みやすい
  • 復習なしだと忘却が進み、結果的にやり直し時間が増えやすい

診断士は範囲が広い分、復習を軽く見ると「思い出す作業」に時間を取られます。復習を仕組みにして、勉強時間の“密度”を上げるのが、短縮の王道です。逆に、勉強時間を記録するだけで過去問の正答率を見ていないと、時間を積んでも得点が伸びにくくなります。

一次試験の勉強方法(詳しくは完全合格マニュアルへ)

一次の勉強法をさらに知りたい方は、下記の「一次試験 完全合格マニュアル」をチェックしてください。

一次は全問マークシートで取り組みやすいですが、難易度が低いわけではありません。丸暗記ではなく、理解してから覚えましょう。

中小企業診断士独学の勉強法【一次試験の合格に必要な勉強法を徹底解説!】【最新版】

二次試験の勉強方法(過去問演習が核)

二次試験の勉強方法は、下記をチェックしてください。

二次対策のポイントは、過去問を徹底的に演習することです。4つの事例で解答を作成し、採点し、自身の課題を抽出する。この繰り返しで実力が養成されます。

中小企業診断士 二次試験 対策|80分の「型」と学習スケジュールで合格点を取る方法【最新版】

独学より通信講座のほうが勉強時間を短縮できる(可能性が高い)

多忙な受験生ほど通学の時間が取れず、「独学で頑張る!」と考える方も多いと思います。たしかに、中小企業診断士は働きながら独学で取得できない資格ではありません。

ただし独学だと、主に以下2つの要因で時間がかかりがちです。

  • 学習計画や教材選びに時間が必要
  • 経営戦略・財務会計など難しいテキストを理解するまで一定の時間がかかる

もし当初から「数年かけてコツコツ頑張る」方針なら、独学でも良いでしょう。

しかし「合格には1,000時間以上必要なのはわかった。でも仕事も忙しいので、少しでも勉強時間を短縮したい!」と考えるなら、スキマ時間を徹底活用でき、コストパフォーマンスも高い「スマホ動画対応の通信講座」の利用をおすすめします。

  • スマホ対応の動画で、いつでもどこでもスキマ時間に学べる
  • テレビやYouTubeを見ている感覚で、リラックスしながら知識を覚えられる
  • 大手スクール並みの、質の高い専門講師の講義やカリキュラムを受講できる

テキストを読むより、かみ砕いて説明してくれる動画講義のほうが理解は早いですし、スキマ時間を活用すれば机に向かう時間は大きく削減できます。

現在、スマホ対応講座は多くありますが、5万円台から受講できる「スタディング」と「診断士ゼミナール」は、価格を抑えつつスキマ時間で学びたい受験生に選ばれている講座です(価格・コース・サービス内容は改定されることがあるため、最新・正確な比較は各公式ページでご確認ください)。

どちらも無料体験から試せるので、気になる方は「スタディング中小企業診断士講座の口コミ・評判」と「診断士ゼミナールの口コミ・評判」もチェックしてみてください。

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各講座の公式ページをチェックしたい方は、以下からどうぞ(無料で体験できる動画講座などが提供されています)。

よくある質問|科目別の勉強時間・申し込み・仕事(転職)にどう役立つ?

Q. 科目別の勉強時間は「何」を基準に決めればいい?

A. 基準は3つです。①二次に効く科目を厚く、②暗記科目は頻出中心、③過去問で苦手を分析して修正——この順です。まずは早見表どおりに置いて、2〜3週間で「合う/合わない」を見て微調整するのが現実的です。

Q. 申し込み(試験案内)はいつ確認すべき?

A. 試験案内・申込期間は年度で変わるため、必ず公式ページで確認してください。申込方法や受付期間は固定ではありません。後回しにせず、今のうちにチェックしておくと不安が減ります。

Q. 科目合格(免除)って存在するの?

A. あります。一次は科目合格(科目免除)の制度が用意されており、合格した科目は翌年度から2年間免除できます。2年計画で挑戦する人にとって大きな支援になります(年度によって扱いが変わり得るため、最新は公式で確認を)。

Q. 勉強時間を短縮したい。独学と通信講座、どっちがいい?

A. 「どう短縮したいか」で決めましょう。時間が削られやすいのは、①教材選び、②理解の迷子、③復習設計です。プロの助言(講座・添削)を入れると、このロスを減らせる可能性があります。費用は数万円〜かかるため、無料体験やキャンペーンを使う場合は利用規約も確認してから進めるのが安全です。

Q. 診断士の勉強は、どんな仕事内容・業務に役立つ?転職にも効く?

A. 科目ごとの学びは、企業の現状分析→課題の特定→解決策の提案に直結します。企業経営理論は組織・マーケの共通言語、財務・会計は数字で語る力、運営管理は現場改善の筋道です。社内の企画・経営管理や、支援機関・コンサル側への転職で評価されるケースもあります(もちろん個人差はあります)。

まとめ|「時間」より「配分」と「修正力」で合格が近づく

ここまで、合格に必要な勉強時間を説明してきました。

診断士の勉強は範囲が広い分、最初は不安になりやすいです。ただ、やるべきことは明確です。一次は科目別に配分を決める→過去問で苦手を分析する→修正して回す。この繰り返しです。総勉強時間は、あくまで目安レンジとして使ってください。

将来独立するにしても、現在の会社でキャリアを重ねるにしても、中小企業診断士の資格は大きな力になります。適切な勉強方法を選び、楽しみながら進めてほしいと思います。

学習の全体像は中小企業診断士キャリア全体ロードマップで、過去問演習は中小企業診断士の過去問ハブで確認できます。一次の勉強法は一次試験 完全合格マニュアル、テキスト選びは中小企業診断士テキストおすすめを参考にしてください。

【最新版】中小企業診断士テキストおすすめ決定版|一次・二次の最小セットと選び方

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この記事を書いた人

西俊明(トシゾー)のアバター 西俊明(トシゾー) 中小企業診断士/AI実践戦略士/IT講師・著者

中小企業診断士/AI実践戦略士(商標出願中)/IT講師・著者。富士通で17年間、IT製品の営業・マーケティングに従事した後、独立。中小企業を中心に270社超を支援し、研修・セミナーへの登壇は250回を超える。現在は、生成AI・ITを経営や業務に生かす実践的な方法と、ITパスポート、情報セキュリティマネジメント、基本情報技術者試験などの学習法・過去問解説を発信している。著書に『Webマーケティング最強の1冊目』(千葉テレビ『モーニングこんぱす』で紹介)
『改訂7版 ITパスポート最速合格術』など。

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